
- ワーホリに本当は行きたいけど、ワーホリって現実逃避?
- 確かに今の現状を変えたいし、新しいことにもチャレンジして
- 今の生活を脱したい。もっと楽しい人生を歩みたい。
ワーホリって「遊び」「現実逃避」「時間の無駄」「失敗」など多くのネガティブな声を聞きますよね。
- ワーホリは現実逃避なのか?
- ワーホリって悪いのか?
「ワーホリに行って、少しでも人生を変えたい」と思っている人に向けて記事を書きます。
私の2回のワーホリ経験から、”ワーホリ”という選択をする前のひとつの参考として読んでいただければ嬉しいです。
目次
1,ワーホリって現実逃避じゃない?
「ワーホリは現実から逃げる行為ではないのか」という不安を持っているあなた。
ワーホリの参加を決める人の中には、
- 「今の仕事が嫌で、環境を変えたい」
- 「大学の授業がつまらないし、休学してワーホリしたい」
- 「この世界(生活)から抜け出したい」
というような、一種の「現実逃避」が多いのは事実です。
筆者自身も2回目のワーホリは、現実逃避が入っていたんじゃないかなと思っています。
しかしどれだけ現実逃避であっても、実際に現地での滞在経験は現在の生活に大きく繋がっていると感じますし、貴重な経験になったのは変わりありません。
たとえワーホリが現実逃避だとしても、自分が海外で経験した出来事は何にも変えられない財産になっているのを今でも感じます。
結局「ワーホリが現実逃避」と考えるか考えないかは本人次第ですが、ワーホリが良い選択なのか悪い選択なのかを事前に見極めたい方のために、失敗談も含め 私の経験を包み隠さずお話をしていきます。
2.ワーホリで現実逃避は悪くない
ワーホリが現実逃避と言われ、悪い印象を与えているのは現実だけど
「ワーホリが現実逃避で何が悪いの?」と筆者自身は疑問に思っています。
実際にオーストラリアだけでも、年間1万人以上の方がワーホリに参加しています。
そう考えると現地で経験することもバラバラだし、一部の人の(ましてやワーホリに行ったことがない人の)「ワーホリは現実逃避だ」という声を聞くのはどうかなと思います。
またワーホリに行ってから「ワーホリは現実逃避だ」と言っている人が周りにいるのであれば、そうやって感じた理由をしっかり聞いてみてほしいです。
同じ出来事を経験して、同じ職に就いて、同じ食べ物を食べても、「文句が出る人」「喜んでありがたく過ごす人」がいるように、同じ体験でも感じ方は人それぞれです。
ワーホリに限らず、世間のどんなことでも悪い印象は良い印象よりも目立ってしまうのが現実です。
だから「ワーホリが現実逃避」という悪い印象は、たった一部の声であることを認識してほしい。
「ワーホリに行った後悔」と「行かなかった後悔」
どんなワーホリ経験者でも
- 「ワーホリをいいものにしたい」
- 「ワーホリを自分の人生で、よかったと思える選択にしたい」
と思っているはずです。
このようにワーホリに行く人のほとんどが、「後悔のない滞在」を望んでいるのは確かです。
行く前から不安になるのは理解できますが、少しでもワーホリが頭をよぎったなら、行く方向で考えるべきだと私は思います。
「ワーホリに行こうかな」という選択の中には、「希望」「期待」「成長したい」という”現実を少しでも変えたい”気持ちが入っています。
そういう気持ちを無視し続けると、本当の意味で人生に大きな後悔が残っていきます。
また、もしも仮にあなたがワーホリが終わえて後悔をしたとしても、「ワーホリをしなかった後悔」よりはよっぽどいい後悔だなと思えるようになっていると思います。
ワーホリは30歳までが参加できる限定的な制度。30歳を過ぎてワーホリに行きたいといっても行くことができません。
人がいい印象を受けなくても、あなた自身の「ワーホリに行きたい」という気持ちを最優先に考えてほしいです。
3.ワーホリは現実逃避と言われる「6つの現実」を知る
ワーホリを経験して「あ!ワーホリが軽視される理由ってこういう事か」と気づいたことはたくさんあります。
「ワーホリ前に知りたかったな」と思うこともあったので、ワーホリに行く上でこれだけは絶対に知っててほしいことを話していきます。
現実1.ワーホリでは目的を失うことが多い
まず、ワーホリ期間中に「ワーホリに来た目的」を失ってしまう方が多いです。
語学学校に通っているときは良かったけど、いざ卒業して働くとなっても、毎日充実してる感がない。
毎日同じ生活をしているし、日本にいるのと何ら変わらない。など
いざ現地で生活していくと、日本を出発する時に決めたつもりの「ワーホリでやりたい事や目標」を忘れてしまうことがあります。
こんなふうに思ってしまうことも。
その時に自分がワーホリに参加した目的がはっきりしていないと、「もう帰ろうかな」となってしまう。
こういう思考にならないために、
目標・目的は、明確に!紙に書きだして持っていこう。
ワーホリ生活がマンネリしてきた時や物事がうまくいかない時に
あなたの「ワーホリに参加した目的」を思い出すことができれば、心を入れ替えて いつでも再スタートを切ることができます。
おすすめは紙に目標・目的を書き出し、部屋の壁に貼っておくこと!携帯の待ち受けにしておくのもGood!
目標・目的と言っても、大したことでなくてOK。
- 何があっても1年はオーストラリアで過ごす
- 行きたい都市を全部回る
- TOEIC600点を取るまで英語力をつける
- 外国人の友達を作って帰国する
- 外国人の彼氏を作る
- 英語を少しでも使う職についてみる など
何でもいいです。日本では経験できないであろうことが目的だと なお良しです!
常に見えるところに目標・目標を書いて置くのが効果的!!
現実2.挑戦と行動をしなければ、人生は変わらない
2つ目の現実は、ワーホリに行ったとしても「挑戦と行動をしなければ、人生は変わらない」ことです。
ワーホリに来ただけでは、日本で生活をするのとなんら変わらないのが現実です。
ワーホリに行くという選択をしたのであれば、自信をもって現地の生活を楽しんでもらえればいいと思いますが、一日一日に挑戦と行動をすることを意識してほしいです。
そうすることで、日本ではできなかった成長を経験できるし新しい出会い(人だけでなく、仕事や自分の好きなこと)が見つかったりもする。
たとえば私は、当時 海外のサブウェイ(サンドイッチ屋)に入るのがとても怖かったです。
なぜなら、日本と同じように会話をしながら自分が好きなパンの種類をえらんだり、具材を選んだりします。
注文をするだけなのに、英語でたくさんの会話をするのがとっても怖かった。
ですがとにかく挑戦と行動あるのみ!と思って挑戦してみると、意外とあっさりできてしまうこともあれば、反省点がでることもあります。
こういう小さな挑戦と行動をしていくだけで、1年後の自分は全くの別人になっています。
もちろん語学向上もそうですが、挑戦することに慣れると、怖がらず行動を起こせるようになるので人生がよい方向に変わっていくように感じます。
ワーホリでは挑戦と行動をすることで、人生を大きく好転できるチャンスが巡ってきます。
「ワーホリで人生が変わった」と話す人は、それだけ挑戦と行動を毎日繰り返しています。
海外に行くだけでなく、毎日の挑戦と行動が必要なんだと理解しよう!
現実3.英語力は勝手には上がらない
3つ目の現実は、ワーホリに行くだけでは勝手に英語力は上がらないことです。
長期で海外に行ったことがない方は特に「海外に行けば勝手に英語力が身につく」と勘違いしています。
海外は公用語が日本語ではないというだけで、普通に生活しているだけでは語学力は上がりません。
勉強して積極的に話していく努力が必要です。
逆に言うと、英語をアウトプットする場は日本よりたくさんあるので、勉強をして積極的に使っていくことで日本にいるよりも早く語学力を上げることができます。
英語力をつけて帰ってきたい方は、海外の環境を最大限に活用し「自分で学んで、そして使う」ことを意識していきましょう!
現実3.日本の常識は通用しない
ワーホリでは日本の「常識」が通用しないこともよくあります。
時には今までの常識を捨てて、新しい自分の性格を構築していく必要も出てきます。
代表的な例をだすと日本では人の気持ちを察するという感覚がありますが、海外では「察する」という文化はなく、自分の気持ちを言葉にできるほうが良いとされており、自分の意見を押し付けない日本の美徳は海外では全く通用しません。
語学学校の授業でも「自分はこういう意見を持っている!」と言葉に出して表現することが求められます。
私も初めはかなり戸惑いましたが、外国人の友達から「日本人はずっと黙ってて怖い」と言われたのをきっかけに自分の意見を口にするように心がけました。
そうすることで友達との中も深くなれたし、他の子の意見を聞くことでいろんな考え方があることを知り物事を見る視野を広げることができました。
時には今までの自分の殻を破り、海外の人のように積極的にせめていく姿勢が大事です。
現実4.環境に期待しすぎると終わる
海外に行くことはとても楽しいしワクワクすることですが、環境が変わることに期待を持ちすぎるのも危険です。
海外に行って数カ月経つと気が付くのですが、海外に住んでも生活は生活。今の日常と何ら変わりはありません。
冷めたようなことを言うようで申し訳ないですが、旅行と違い楽しさやドキドキ感は次第になくなっていきます。
「とにかく海外に行けば、生まれ変われる!」と過度な期待をする方がいますが、それは大きな間違いです。
ワーホリに行って変われる人は「自分で変わろう」という意識をしっかり持っている人がほとんどですし
ワーホリは「環境が変わったから、自分もこの際変わってみよう!」というきっかけ作りにすぎません。
海外に行っても日本にいたころのような生活をしていると、特に変化もなくワーホリが失敗に終わるという方も少なくないです。
環境に期待しすぎず”ワーホリはきっかけ”と考えて「自分で変わる」意識を持ちましょう!
現実5.ワーホリに行くことに目が行き過ぎて、帰国プランがゼロ
ワーホリの失敗談として「帰国のプランを立て忘れた」ことで転職などに影響があることがあります。
ワーホリに行って現実逃避するのは全然OKだけど、どのみちいつかは帰国することを考えている方は帰国後のプランを立てておくのがベストです。
また「英語レベルが上がれば、帰国後もすぐに転職できるでしょ」と思っている方も危険です。
英語を話せる人はそこら中にいますし、どちらもネイティブレベルで話せる人も今の時代はとても多い。
だからこそコミュニケーション能力を上げることや、今までのスキル+英語を活かした職に就けるように計画的に帰国プランを立てることをおすすめします。
現実6.全て自分の責任
最後は、責任です。
現実逃避であってもワーホリで何かを変えたいと思うのであれば、海外に出た時点で全ては自分の責任という意識を頭に置いて行動をしていきましょう。
海外では本当にいろいろなことが起こります。日本にいるよりもはるかに多くのトラブルにあいます。
そしてトラブルが起こった時は、全て自分で解決する必要があります。
どんなに自分のせいではない悪いことが起きても、ワーホリに来ると決めたのは最終的に自分だから、自分の責任だと認識して冷静に解決していくことが大切です。
日本にいたころは仕事が嫌だから、人間関係が辛いからという現実逃避でワーホリに来た方もいると思います。
でも海外に来たからこそ同じようなことが起こっても、その環境に飛び込んだのは自分だと認識し解決していく意識をつけていこう。
今起こっている全てのことは、自分の選択が招いたことです。
「海外に来て変わるぞ!」という言葉にしっかりと責任を持ち、今までの自分とは違う考え方で現状から脱していく努力が必要です。
4.ワーホリ経験者が「ワーホリ中にこれだけはやってよかった」と思うこと
それでは実際に2回のワーホリ経験をした私から「ワーホリ中にこれだけはやってよかった」と思えたことを紹介していきます!
過度な期待を持ちすぎない
先ほども話した通り、海外に行くことに対して過度な期待を持ちすぎないことが重要です。
期待が大きすぎると、自分に不便なこと不利なことが起きたときに対応しきれなくなります。
どんなことが起きても「想定内!想定内!」と軽く受け止めれるくらいの気持ちで出発するほうがいいです。
私自身も2回目のワーホリで、ニュージーランドの国に対して過度な期待が入っており、結局1年も滞在せず半年で帰国をしていました。
現地に着いてからの失敗や落胆を減らすためにも、海外の生活や人、環境、文化に期待を持ちすぎないことをおすすめします。
最低でも日常会話ができるだけの英語は身に着けてくる
ワーホリ出発時点で英語力がゼロでも問題ないです。
でも帰国の時までには、日常会話が成立するくらいの英語力をつけて帰ってくることを意識してください。
多くの日本人が未だに「海外に長期で住んだら、自然に英語が話せるようになる」と思っています。
そう思っている方が少なからずいるという事は、自分が帰国した際に「英語はもちろん話せるようになったよね?」というスタンスで友達や家族などから質問がきます。
帰国時には最低でも日常英会話ができるようになっておくことを意識して、現地で勉強をしておきましょう!
恥や躊躇いは日本に置いていく
「英語を話すのが恥ずかしい」「間違っている英語だったらどうしよう」という躊躇いの感情を日本に置いてから出発しよう。
語学を習得するには「学んだことを、どんどん使っていく」ことが最も大切です。
頭でわかっていても、言葉ですぐに表現できなければ意味がありません。
間違いながらも、戸惑いながらも、どんどん使って新しい語学に慣れていく必要があります。
そのために「恥」や「ためらい」は一切必要ありません。むしろあなたの成長の邪魔になります。
また「恥や躊躇いをなくす」ことは語学学習以外でも重要になります。
現地のルールがわからなければ、街中で他人に話しかけなければいけないことも出てきます。
自分の完璧でない英語で話す羞恥心や躊躇いは捨て、わからないことは「わからないから教えて欲しい。」と言える勇気をもつことを日々意識してみてほしいです。
語学だけでなく、全てにおいての恥や躊躇いは日本に置いていく。これが本当に大切!
経験者の声を聞く
出発前にワーホリ経験者の声をたくさん聞いておこう。
昔より留学やワーホリが主流になってきており、またSNSやネットでの情報収集が容易になりました。
こちらのGブログでもそうですが、実際にワーホリを体験してどう感じたか、何が必要だったか、どんなことを日本でやっておけば良いかなど、無料で情報が手に入ります。
ワーホリ経験者からの声と併せて、あなたの行きたい国の情報なども事前にチェックしておこう!
資金は十分に準備する
資金はできるだけ十分に準備しておこう!
海外では何が起こるかわからないです。正直、お金で解決できることは多いです。
そのため、日本にいる時より月でかかる費用は多いと感じます。
2022年8月現在では円安が続いている事もあり、日本から海外通貨に換算すると、ぐんと金額が減っている感覚があります。
また資金がかつかつの状態で海外に出ると「早く働かないと!」という焦りもあり、バイト先の選択に妥協がでたり、精神的にもかなりしんどい思いをすることもすくなくありません。
日本にいる間に、貯めれるだけのお金は貯めてから出発しましょう!
居心地の良い日本人コミュニティに依存しない意識
最後は、「日本人コミュニティに依存しすぎない」ことです。
ワーホリ現地では、多くの日本人が滞在しており、英語を話さなくても日本人の友達がいれば楽しく過ごせてしまいます。
ですが英語を話すという目的を持っている方は、なるべく日本人だけのコミュニティに依存せず 英語が話せる友達と多く関わる時間をとる意識をしてください。
私自身も日本人の友達がいるのは本当に心強かったですが、目的である英語習得には英語を多く話す時間が必要だと感じていたので、なるべく多国籍の友達の輪に混ざる意識を持つようにしていました。
こういった小さな意識が、英語上達や現地の生活に慣れることに繋がっていきます。
日本人と一切関わらないのではなく、「日本人だけのコミュニティに属さないように心がける」
また自分の周りにいる人が「日本人だけだな。」「日本語ばかり話してしまいそうだな」と感じたら、多国籍の友達も誘ってみるなど工夫をしてみましょう!
5.【まとめ】ワーホリって現実逃避じゃない?ワーホリいく人の思考を話す
ワーホリって「遊び」「現実逃避」「時間の無駄」「失敗」など多くのネガティブな声がありますが、自分が「行きたい!」「今の現状から抜け出したい」と思うのであれば、ワーホリを利用し環境を変えるという選択も悪くはありません。
どれだけ周りから「現実逃避」と言われても、自分のワーホリ生活に自信があれば、どんなネガティブな声も気にならなくなります。
私自身はギリホリ(30歳の年齢制限ぎりぎりでワーホリをすること)も考えています。
もちろん正社員をまたやめて海外に飛び出す不安はありますが、20代前半ではなかった感性や経験値が20代の時のワーホリよりさらに自分を成長させてくれると信じています。
- 自分のワーホリは現実逃避かも。
- 現実逃避でワーホリいったら人生が崩れる?
- ワーホリって”逃げ”なの?
と不安な方もいると思うけど、今の現状から抜け出さない限り、人生や生活に変化はありません。
とにかく行動!という意味でワーホリは悪い選択ではないと思っています。
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半年間だけのワーホリでも得られるものはとてつもなく多い
こんにちは! 元外資系勤務、現在は派遣で働きながら留学や旅行の経験をブログに書いています ワーホリ経験国→オーストラリア・ニュージーランド 1年間は難しいから半年だけワーホリに参加したい 半年間のワー ...
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