ですが今回はワーホリの現状を少しでも多くの方に伝えたく、記事にすることに決めました。
- ワーホリって稼げるのかな?
- 英語力ゼロだけどワーホリに行って大丈夫?
とワーホリに少しでも興味がある方に、ワーホリを英語力ゼロで参加する辛さについてそして「ワーホリって本当に稼げるの?」という疑問も解決していきます。
また今回は、ワーホリ一年で英語力をぐんっと向上させて帰ってくることができた筆者がおすすめする、渡航前に英語勉強法と渡航後の英語勉強法も細かく紹介します。
目次
1.ワーホリを英語力ゼロで行った私の話
日本では小学生から(私の世代では)英語の勉強をしてきましたが、話せるようになってる日本人って本当に少ないですよね。
私もその大多数の一人。むしろ机に向かって勉強するのが大の苦手で(今も変わらず)勉強は不必要と思って生きてきた身です。
20歳で初めてオーストラリアにワーホリをしました。
この時の私の英語力は絶無。本気で英語力ゼロと呼べるほどでした。
how are you?と話しかけられても、パニックで何も答えられないくらいビビってました。
ではなぜワーホリに行こうと思ったのかですが、恥ずかしながら典型的な日本人の考えで、アメリカ人俳優に大きな憧れを抱いたからです。
そんなこんなで20歳で、初めて海外&1年間という長期滞在に挑みました。
1-1.ワーホリは英語力ゼロでも行ける
まずワーホリは英語力の有無に関係なく、18歳~30歳までなら無条件に参加が可能な最強の制度です。
もちろん当時の私も、特に英語試験を受けるわけでもなく、また何の資格がなくても渡航ができました。
どんなに日本語しか話せなくても、ワーホリ制度の条件を満たせば誰でも参加することができます。
最近テレビでも話題になっていますが、円安の影響で「ワーホリで稼げる!」という情報をよく目にすることもあるかと思います。
しかし「ワーホリに行きたい!(わくわく)」と思っている方を落胆させるようで申し訳ないですが、結果から伝えると、英語力ゼロで、過去ワーホリに行ったことがなく、何とかなるっしょ!って気楽にワーホリに参加すると、95%の確率で苦労します。
かなり辛いと思います。
理由は
- 英語力ゼロでは、希望の仕事に就けないから
- 英語力は海外に住んでいるだけでは、上がらないから
- 海外に行くと、トラブルって結構あるから
語学力が全て!とは言いませんが、海外では語学力があって成り立つことが山のようにあります。
当時の私も何度「もっと英語力があれば、、、」と思ったか数えきれません。
だから早々に言いますが、ワーホリに行きたいなら、ほんの少しでも英語のスキルを今よりアップさせてから行くことを強くおすすめします。
1-2.ワーホリで「英語力ゼロは辛い」明確な理由
シンプルに「わからないことが多すぎて辛い」です。
また、英語力は「なんとかならない」ことが多い。
ここから数年ずっと海外に移住するなら、まだなんとかなるかもしれませんが
1年足らずで勉強もせず上達を目指そうと考えるなら、何とかならないです。
英語力ゼロだと、現地で相手にされないことも全然あります(もちろん優しい人もいますが)
シェアメイトに「いい加減にして!この子(私)全く理解してない!!」と怒鳴られたこともあるし。笑
相手も非ネイティブだったため怒っている理由は何となくわかった。苦笑
マクドナルドでは、何回違う商品が出てきたか覚えてもいません。
作り笑いでどれだけ場を乗り切ったかもわからない。
言葉の不自由なく言いたいことが言い合える「通じる」ありがたみを、肌で痛感したのを今でも覚えています。
1-3.ワーホリが「懸念される」明確な2つの理由
- 「ワーホリは就職に不利」
- 「ワーホリは遊びだからやめておいた方がいい」
という声をたまに耳にしたりします。
そう懸念される、明確な理由が2つあります。
- ワーホリでは、英語力が向上することなく帰国する人が9割だから
- 再就職の際に「空白期間」としてみなされてしまうから
一番大きな懸念理由は、ほとんどのワーホリ参加者に英語力の向上がないことです。
英語力が向上しない⇒日本に帰っても再就職で役立てるものがない⇒ワーホリ期間が空白期間となる
こういう悪循環が起こる。
「1年海外にいたのに英語が全く上達していない」と感じているワーホリ経験者は少なくありません。
また再就職をする際に1年間現地で何をしていたのかと質問されても、誇れる経験がなく「ただ遊んだだけの期間」と認識されがちです。
そのため、ワーホリを愛する私でさえも
- 現地の生活に馴染んで、海外での経験値を上げたい
- 英語力を上達させて将来の職やスキルに繋げたい
上記のようなスキルアップを望んでいる方は、「長期留学」を選ぶ方がよい選択ではないかなと思うのは事実です。
2.英語力ゼロでもワーホリで稼ぎたい
そんな中、ワーホリで稼いで帰ってきたい。と考える方も多いですよね。
英語力ゼロで稼げるのか。という質問の答えは「Yes、No」です。
絶対に稼げない!とも言えないし、絶対稼げます!とも言えない状態です。
でも絶対に言えるのは、英語力がある方が稼ぎやすいのは明確な事実ということです。
2-1.英語力がある方が時給が良くなるのは事実
もちろん今の円安状態なら、どんな職についても稼げるという話も事実かもしれません。
しかし英語ができれば、より良い環境でもっと良い給料で働くことも可能です。
オーストラリア等はファームジョブ(農業や農家)での仕事の手が足りていないこともあり、英語力が低くても(もくもく作業、体力ありきな仕事のため)働くことができますが、ファームジョブを探すのも英語のサイトを利用したり、最低限の英語の理解は必要になってくるのも事実です。
2-2.ワーホリで稼ぎたいなら最低限の英語力は必要
最低限の英語力が必要な理由は、ワーホリでの悪循環をなくすためです。
また日本人の多い環境で働く=(ほとんどの場合は)最低賃金での労働になることが多い
オーストラリアは違法(最低賃金以下の時給)で人を雇っているレストランもまだまだ多くあり、思うように稼ぐことが出来ないこともあります。
※給料が現金手渡しのアルバイト先は要注意!
ワーホリに行きたい!稼ぎたい!という目的だけで英語力ゼロで渡航してしまうと、上記の英語力向上ゼロと最低賃金の労働の悪循環を1年続けることになってしまいます。
3.英語力ゼロの状態で、ワーホリに成功させる方法
では英語力ゼロでワーホリを成功させる方法はないのか。
もちろんあります。
そのためには
- 計画をしっかり立てること
- だいたいのスケジュールやマニュアルを頭に入れておくこと
- 後は空いた時間は、語学勉強一択
が大切です。
過去2回のワーホリを経験した私から、こういう準備をしておけば渡航後や帰国後も安心かもしれない。という準備方法や手順をまとめました。
ワーホリが初めての方は、是非参考にしていただけたらと思います。
3-1.まずは計画や目標を練る
だいたいの計画はもちろん練った方がいいです。
前提として、計画はそのまま実行するものではなく大体の道筋を作ることが目的です。
現地で計画通りに進まないことも多いので、「大体この時期あたりで、これはやっておきたい」みたいな計画の立て方でOK!
もちろん目標や計画を入念に練って、その通りに進んでいくほうがいいという方は、自分のやりやすい方法で進めて問題ないです。
例えば私の場合は、日々の目標、中期の目標、帰国時の目標を立てます。
日々の目標では、「英語を常に話す環境を目指して過ごす」ことを目標にしています。
特に主要都市では日本人も多いため、一日英語を話さない生活もできてしまうのが現実です。
そういう環境ではなく、英語環境に自分を引き寄せる意識を持つのが日々の目標。
中期の目標は、仕事だけでなくプライべートの時間も充実させて習い事なども充実させるなど、仕事以外でも語学を使っている自分を想像しています。
長期の目標は、TOEICで900点を達成するなど、自分が達成したい目標点を出して置き、目に見える英語の上達を証明したいと思っています。
※もちろんすべての目標を「語学勉強」を基準として立ててもOK!私はやりたいことが多いので、語学含め趣味などの目標も混ぜて計画を立ててます!
またその他プライべートの計画には、
- この都市へ、何月頃までに旅行をしよう。
- 何月までには、仕事を初めていよう。
- だいたいこういう雰囲気のお店で働きたい。
- 逆にこういう職場は避けよう。
など自分がしたいことも含めて、だいたいの日程で予定を立てています。
このように計画や目標を決めておくと、現地でも自分の行動を意識して過ごすことができるので、「海外にいたのに何もできなかった」という結果になりにくいです。
3-2.英語力ゼロでも成功するワーホリ道筋マニュアル
ここで私が作った「成功するワーホリ道筋マニュアル」を紹介します。
step
19~12カ月前|ワーキングホリデーについて調べる
- ワーホリについてネットや本、SNSで調べてみる
【ワーキングホリデーとは】初心者にわかりやすく解説! - ワーホリ協定国の中から、自分の行きたい国を絞る
ワーホリ費用が安い7カ国|資金を最速で貯める方法 - 国が決まったら、またその国のワーホリについて詳しく調べる
step
29~12カ月前|現状把握と将来像の把握
- 自分の現在の英語力と理想とする英語力を設定する
- どのくらいの資金が必要かもだいたいこの期間で出しておく
step
37~9ヶ月前|エージェント探しやセミナーに参加する
- エージェントに申し込む人は、複数のエージェントへ相談&セミナー参加
ワーホリにおすすめの留学エージェント5選|失敗しない選び方
step
45~7カ月前|本格的に計画を見直す
- ワーホリ参加に必要な英語力、資金、下準備など必要なものを明確にする
- 語学の勉強をし始める(ここで2つのリンクをつける)
step
54~5カ月|語学強化
- 出発から半年を切っているので、語学強化に努める
出発前にできる「話すため」の英語学習法
現地で絶対上達する「話すため」の英語学習法
step
63~4カ月前|学校手配・ビザ手配
- 学校申込やビザ申請は出発の3ヶ月前から手配を始めるのが基本
※学生ビザの場合は、入学日など全ての日程が決まってから行う
step
72~3ヶ月前|航空券・保険の手配
- これまでに航空券や保険を調べておくとスムーズ
step
81ヶ月前|日本の役所での手続きを行う
- ①海外転出届②国民年金③国民健康保険④住民税⑤マイナンバーカード返却
などの手続きが必要になります。事前に必要書類を役所に聞いておこう。
もちろん完全にこのマニュアルを真似する必要はないので、何か月前間に何をやれば安心だなという指標で参考にしてもらえればいいと思います。
4.英語力ゼロの人がワーホリ前に最短で英語力を上げる方法
いままで英語学習をしてきていない方には、すぐに学習をスタートさせるのはすこし難しい部分もあるかと思います。
そこで、英語学習の一番大切な部分「習慣化」について、アドバイスを書いた記事で「英語学習を習慣化する方法」を理解してから、
ワーホリ前の語学学習に最適の「話すための学習法」を試してほしいと思います!
詳しい学習方法は、下記リンクからどうぞ! 「話すため」の英語勉強法を知りたい方は、以下の関連記事も要チェック! この記事では英語力ゼロでもワーホリに行きたい!という方に、出発前に最短で英語力をつける「話すための英語勉強法」を紹介 ... 続きを見る こんちには!Gブログのリナです。 今日は、飽き性の方に向けた英語の勉強方法を伝授していきます。 どんな勉強方法なの? 勉強方法というより、今回は 「どのようにして勉強を飽きずに継続してい ... 続きを見る
英語力ゼロでワーホリ|出発前にできる「話すため」の英語勉強法
飽き性がやるべき英語勉強の手順|成功する習慣化の方法
5.英語力ゼロの人がワーホリ中に最短で英語力を上げる勉強法
ワーホリ前の「話すための英語学習法」がわかったところで、次は現地でできる「話すための英語勉強法」を紹介します。
主に「話す」を中心とした学習法なので、継続していけば確実にフレーズのバリエーションや語彙力、コミュニケーション力も爆上がりします。
筆者自身が実践して、かなり効果のあった練習法なのでぜひ実践してみてください!
【英語力ゼロでワーホリに行った私の話】の記事に引き続き、 この記事では英語力ゼロでもワーホリに行きたい!という方に、ワーホリ渡航後 現地で絶対上達する「話すための英語勉強法」を紹介してい ... 続きを見る
英語力ゼロでワーホリ|現地で絶対上達する「話すため」の英語勉強法
6.英語力ゼロのワーホリで意識したい3つのこと
特に3つ目の「大きな声ではっきりと話す」は、日本人がほとんど自然にできないところです。
語学学校にいたこと友達から「日本人はモゴモゴ話すからちょっと不気味」って言われたこともあるので、海外では言いたことははっきりと話すのがポイント。
6-1.ネイティブ英語に慣れておく
語学学校に行く方も行かない方も、ネイティブスピーカーの会話スピードやイントネーションに慣れていなくて、現地でいきなりネイティブと関わると急に恐怖心が出たりします。
しかし私たちが日本語を話している外国人を「日本語うまいなあ」と思うのと同じで、海外の方もちょっと私たちが英語を話すだけで「英語上手だね!」と言ってくれることも多いです。
「怖い、緊張する」と少しでも思ってしまう方は、Youtubeで生の英語に触れたり、現地のライブニュースを聞いたりしておくと、早さやイントネーションに慣れておくことができます。
私はよくオーストラリアのライブニュースをyoutubeで聞いていたりしますよ!
日本にいるうちに本物の英語に触れて、「ネイティブ英語が怖い」という意識を少しで取り除いてから渡航しよう。
6-2.わからない時は、何度も聞いて言い
2つ目は、わからないければ繰り返し聞いても大丈夫ということ。
笑って聞き逃してしまうこともあるかもしれませんが、早すぎてなんて言ってるかわからない時は正直に、slowly pleaseなど聞き取れないことを正直に伝えて大丈夫。
それでも伝わらず相手が不機嫌になっても、それはそれでいい勉強だと思って切り替えていきましょう!
一回一回落ち込んでる暇はないですよ!伝わらなくても「ま、いっか」精神はめっちゃ大事。
6-3.大きな声ではっきりと話す
最後は冒頭でも話した「大きな声ではっきりと話す」こと。
海外では(国によりますが)はっきりと大きな声で”言葉で”伝える行為が必要になります。
日本のように「雰囲気で察してほしい」は、まったく通用しないので注意です。
店での注文、友達との会話、何か口にする時ははっきりと大きな声で話すように心がけよう!
7.まとめ|英語力ゼロのワーホリは辛いけど、不可能ではない
英語力ゼロで挑むワーホリはたくさんたくさん辛いことはあるけど、絶対にワーホリでは英語力がつかないというのも嘘です。
しかしここで話した通り、できるだけ日本にいる間に英語力は付けておいた方が現地での苦労がぐんと減ります。
語学の壁は思っている以上にでかいと感じることもあるので、まだ出発を決めてない方や出発までに時間がある方は「話す英語」に特化した英語学習をはじめてみてください。
この記事で紹介したページ
- 【ワーキングホリデーとは】初心者にわかりやすく解説!
- ワーホリ費用が安い7カ国|資金を最速で貯める方法
- ワーホリにおすすめの留学エージェント5選|失敗しない選び方
- 出発前にできる「話すため」の英語学習法
- 現地で絶対上達する「話すため」の英語学習法
-END-