ワーホリで1年経過せずに帰ってきたと聞くと「挫折?」と考える方もいます。
私自身、当時から「挫折」というより「私にとって正解な選択だった」と思っています。
しかし私の帰国理由は、考える人よっては「それは挫折でしょ」と捉えられるものだったので、この記事は「ワーホリに行きたいけど挫折しそうで怖い」と考えている方にとって、挫折を回避できるヒントが隠されている内容になっています。
ワーホリへの不安がある方の、事前対策に役立てば嬉しいです。
この記事でわかること
- ワーホリへの不安が消える
- ワーホリを充実させるためのポイントがわかる
目次
1.ワーホリを半年で途中帰国|理由
ニュージーランドに対する期待が大きかった
まず大きな理由の一つとして、ニュージーランドに対する「期待が大きすぎたこと」です。
筆者はニュージーランドのワーホリ前に、オーストラリアのワーホリを経験していたので、勝手に頭の中で「ニュージランドはオーストラリアと近いから似ているだろう」と思い込んでいる部分がありました。
その中で、一番期待しすぎていたことは「気候」だったと思います。
筆者はオーストラリアの気候が大好きでした。オーストラリアの気候とニュージーランドの気候は、ネットの数字上で見ると大きな差はありませんが、体感気温や体感降水量がかなり違うと感じていました。
ニュージーランドの冬はどんよりとしている雰囲気で、オーストラリアよりも空が灰色という事が多かったです。
それのどこが悪い?と思う方も多いかと思いますが、おっしゃる通りです。
しかし私の場合滞在中にオーストラリアとニュージーランドの違いばかり考えてしまい「思ってたんと違う。」となってしまったわけです。
また国自体が小さいため、退屈を感じやすかったのも原因の一つです。
もちろん友達とのロードトリップなど旅行で自然を楽しむアクティビティも行いましたが、20代前半の私の精神年齢ではその自然を存分に楽しむことができなかったのだと思います。
滞在する明確な目的がなかった
留学やワーホリをする場合、語学のスキルアップや英語圏での就業体験を目的としている方は多いですが、私の場合オーストラリアで英語を勉強していたので、ニュージーランドに来た時にはすでに日常で英語に困ることはほとんどありませんでした。
英語を習得したからといって英語を使って働くという意欲がそこまで強くない性格のため(今も)、「オーストラリアでも充実した1年だったしニュージーランドでも問題ないでしょう!」というノリで渡航を決めてしまったのも大きな途中帰国の要因だったと思います。
海外で過ごしながら適当に働こうという曖昧な理由でオーストラリアから近いニュージーランドを選んだのも、少し浅はかな考えだったなと思います。
もう少しニュージーランドについて下調べをしてニュージーランドという国に興味を持ったり、明確な滞在目的を持っていれば、半年で途中帰国することはなかったです。
「環境の不適合」と「意思の弱さ」
そして3つ目の要因は「環境の不適合」と「意思の弱さ」です。
- 自分の想像していたイメージと違うこと
- 肌で感じる季節感がしっくりこない
- 住んでみて直感で感じる自分に合う環境じゃない
という感覚的環境の不適合は、20代前半の私にとって大きな滞在を妨げる要因でした。
ローカルのお店へ働きにでても、心から楽しいと感じなかったのも大きな理由です。
帰国して日本でいろんな仕事に就くようになり気が付いたことですが、私は接客業が好きではありません。
しかしニュージーランドでやっていた職業はカフェやローカルレストランなど主に接客業です。
じゃあ自分に合う職業を探せばいい。
私もそう思います、でも当時の私にはその意欲と意思がありませんでした。
- どうしてもニュージーランドで働きたい!
- どうしてもニュージーランドで滞在していたい!
- ニュージーランドが好き!
こういう気持ちは人間を「頑張ろう!」という気持ちにさせてくれます。しかし当時の私にはまったくこの気持ちがありませんでした。
1回目のワーホリ、オーストラリア滞在中にあったような「絶対に英語を話せるようになりたい」という強い目的や意思は、ニュージーランドの滞在では感じていなかった(準備していなかった)です。
このように「環境の不適合」と「意思の弱さ」が、帰国という選択肢を招きました。
2.後悔はしてるの?ワーホリを半年で途中帰国
結局の話、後悔してるの?と言われると、
後悔はしています。
でも帰国しなくても、後悔はしていたとも思います。
数年過ぎた今でも、「あの時帰国してよかったなあ」と思う事の方が圧倒的に多いです。
その理由は、今のキャリアや自分の性格の変化があるからです。
なので後悔の度合いで言えば、五分五分という感じです。
ニュージーランドから帰国したことは後悔してるけど、帰国したことで人生経験を豊富に積むことができました。本当に豊富に。
帰国を選んで日本でいろんなことを経験して、ただ大人になったというよりも、精神的にかなり成長できたという認識があります。
後悔はあるけど、帰ってこなくても後悔は残っていたというのが私のワーホリ途中帰国の答えです。
3.ワーホリは途中帰国してもいい。ワーホリに挑戦する人へ伝えたいこと
まず一番に伝えたいのは「ワーホリに行っても途中帰国していいんだよ!」ということ。
ワーホリから途中で帰ってこようが期間いっぱいまで滞在してようが、自分の考え方次第だと感じました。
気負いせずリラックスしてワーホリに行けばいいと思います。
途中帰国したいと考えたなら、それが今のあなたの最善の選択なら気負いなく帰国してください。
でも、これだけはちょっと覚悟してほしいです。
帰国後の周りの人からの言葉です。これだけはどうしても避けられません。あなたの意思に関係なく勝手に飛んでくるものだから。
友達や家族、知人からあなたが途中帰国したことに対して何かを言ってくる可能性は十分にあります。
ここで大事なのは、その言葉を一意見として耳に入れるだけで問題ないという事です。
その言葉は、言ってきた人のただの考え方にすぎません。
もし図星だったとしても、そのまま受け入れ、次のステップに行く準備を進めましょう!
ワーホリを怖がらないでほしい
もしあなたが「ワーホリで挫折して途中帰国しちゃったらどうしよう。」という不安があるなら、難しいかもしれないですが 一度その心配と不安は忘れてみてください。
- 途中帰国してもいい。
- 帰ってきたいときに帰ってこればいい。
- 一度挑戦してみよう。
ただそれだけ胸に刻んで、着々とできることを続けてみてほしいです。
また、もしあなたがワーホリに挑戦して、途中帰国をしたとしても、ワーホリ後もやりたいと思ったことを挑戦し続けることはやめないでください!
ワーホリに行くと決めれたあなたは、決断力も挑戦力も十分にあります。
だから今ワーホリに行きたいと考えている方は、とにかく自分が挫折するかもと思っても怖がらず心配せず準備を進めてみましょう。
不安要素を紙に書きだして、なるべくその不安が起こらないように事前準備をすすめていくのもありだと思います!
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出発前にできること
途中で自分の気持ちが変わったり、挫折と感じながら帰ってきたくないという方には、今から紹介する6つを注意してほしいと思います。
- 行先の国情報をできる限り調べる
- 明確な目的を持つ
- 現地語学の勉強
- 現地で楽しそうと思ったことは挑戦する
- 資金はできるだけ日本から準備しておく
- 「楽しい!!」と感じる仕事を見つける努力をする
行先の国情報をできる限り調べる
行先が決まったら、ぜひその国についてたくさん調べてみてほしいです。
ネットでもSNSでも今はどこからでも多くの情報をキャッチすることができます。
私の失敗として、ニュージーランドのことをもっとよく調べておけば、もう少し滞在を楽しめたかなと思っています。
ぜひ出発前に行先の国に興味を持ってから出発してみましょう。
明確な目的を持つ
- 海外でやってみたいこと
- 現地でやり遂げたいこと
- 目標とすること
を明確にしておきましょう!
紙や携帯のメモ(いつでも確認できるもの)に書き出しておくのがおすすめです。
特に語学留学や他の勉強以外で海外に行く予定の方、例えば私のように曖昧に「海外に住んでみたいから」という理由などでワーホリを決めた方は、何かしら現地での目的に向かって生活できるように今一度現地でできることを再確認しておきましょう!
そのためには最初に挙げた、行先の国情報を調べるなど現地情報の収集も行っておくのがおすすめです。
現地語学の勉強
なるべく早い段階で、現地の語学を勉強しておきましょう。
現地で語学学校に通う方も、学習のスタート地点を上げておくに越したことはありません。
初心者の場合、英語に触れ始めてから、聞き取りやスピーキングに慣れてくるまで3カ月はかかります。
学生時代に習った英語を少し思い出して学習してみるなど、少しでも学習を進めておくことをおすすめします。
下記関連記事では、初心者におすすめの学習本の紹介や、効率の良い勉強の進め方を紹介しています!
現地で楽しそう!!と思ったことは挑戦する
現地で面白いものを見つけたり、やってみたことができたらできるだけ挑戦してみてください。
自分の住む町以外にもたくさん訪れてみて、いろんな体験をしてみましょう。
新しい経験をすることで、現地の滞在をもっと楽しく充実したものにしてくれます!
資金はできるだけ日本から用意しておく
必要資金に加え、現地で自由に使えるお金をなるべく多く用意しておきましょう!
ワーホリは現地で働けるので、留学よりは資金が少なくて済みますが、現地で働かないとかつかつの生活となってしまうのは大変です。
旅行に行ったり、友達と自由に食事をしたりするためのお金をしっかり用意しておこう!
「楽しい!!」と感じる仕事を見つける努力をする
現地で働く予定の方は、ぜひ自分が「楽しい!」と思えるような仕事を探す努力をしてほしいです。
仕事が充実すれば、プライベートも充実してくると私は思っています。
是非ぎりぎりまで妥協せず、自分が「楽しい!!」と思える仕事を見つける努力を続けてみてください!
4.まとめ|ワーホリを半年で途中帰国
いかがでしたでしょうか。
私がニュージーランドのワーホリから途中帰国した原因と理由を書きました。
捉え方によって良くも悪くもなりますが、ワーホリを検討されている方や帰国を考えている方にとって参考になれば嬉しいです。
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