旅行は今まで知らないことをたくさん教えてくれるので、50代60代になっても続けていきたい趣味です(^^)
今まで訪れた国→中国、香港、マカオ、シンガポール、イギリス、フランス、スイス、インド
- フランス旅行で使えるお得な交通チケットはある?
- フランスは物価が高いので、交通費を節約したいです。
- 手間のかからない方法で移動をしたい!
そんな方に向けた記事を書きました。
『フランス旅行はお金がかかる』その中で『旅行中の移動費もなるべく抑えたい』と思っている方も少なくないはず!
そんな方には、とってもお得な交通ICカード「Navigo(ナヴィゴ)」があります!実際に使ってみて、私もかなりの節約ができました!
今日はこの「Navigo(ナヴィゴ)」について、購入場所や購入時の注意点なども詳しく紹介していきます。
目次
1.フランス旅行の移動は交通IC「Navigo」がおすすめ
パリ市内での移動は「Navigo」が断然おすすめです。
パリ内での移動は「Navigo」を使えば7日間乗り放題になり、どれだけ移動してもそれ以上のお金はかかりません。
しかし注意点もあり、7日間という期間は購入日から7日間ではなく、月曜日~日曜日までの7日間を指します。
そのため、何曜日にパリに到着するかでお得度が変わってくるので注意が必要です。
Navigoとは?
パリ市内の
- 地下鉄(メトロ)
- バス
- トラム
- パリ市内のRER(近郊列車)
- モンマルトルのケーブルカー
Navigoの種類
Navigoには、2種類あります。
- Navigo(ナヴィゴ)
- Navigoeasy(ナヴィゴ―イージー)
2つの違いですが、Navigoeasyは日本のSUICAやICOCAのようにチャージしておいた金額から乗るたびに金額が引かれていくカード、
Navigoは期間ごと(一週間 or 一カ月)で乗り放題になるカードです。
旅行で各観光地を周る予定の方は、Navigoeasyを買うメリットはありませんので、Navigoが良いです!
2.なぜ「Navigo」はお得なの?
Navigoは、パリ市内の公共交通機関が一週間(もしくは一カ月間)乗り放題になるICカードです。
一週間で例を出すと、全エリア乗り放題で値段が€22.80(3,000円)
私が絶対にお得だと言い切る理由は、空港から市内の交通費を見たから。
シャルル・ド・ゴール空港→パリ市内への往復料金は、€20.60
空港から市内に移動するだけで、ほぼ元が取れます。あとは市内観光で利用すればNavigo(一週間用)の金額に余裕で達するのでお得というわけです!
Zoneについて
フランスの交通機関の値段はZone(範囲)によって値段が分かれています。
Zoneについては下記の表を参考にしてください
フランスの交通機関は1~5のZoneに分かれており、パリ市内から図のように円が広がる状態でZoneの範囲が決められています。
しかし、各観光名所がどこのZoneに当たるのかを気にしながら観光するのは結構大変。
Navigoを持っていれば、ほとんどの観光地はZoneを気にすることなく周れるし、圧倒的にお得!
料金について
フランスの交通機関、メトロ・RER(高速鉄道)・バス・モンマルトルのケーブルカーはすべて交通公団「RATP」が運営しているため、チケットが共通で、わかりやすいです。
しかしチケットの種類は、Navigo合わせて5つあるので、料金と一緒に紹介します。
3日以内のパリ滞在であれば、下記の回数券もチェックしておくと便利です!
パリに存在するチケット5つ
- 「t+ tickets」1回のみの片道チケット
- 「Carnet de 10」片道券が10枚つづりになったセットチケット
- 「Mobilis」一日乗り放題チケット
- 「Paris Visite travel pass」乗り放題パス(日数とZoneの設定ができる)
- 「Navigo」一週間と一カ月が選べる乗り放題パス
1.「t+ tickets」1回のみの片道チケット
メトロ(地下鉄)全範囲・RERのZone1~2の範囲で使える片道券。
値段は、片道€1.90
メトロ(地下鉄)は、Zone関係なく一律の料金なのでメトロだけの利用であればZoneを気にする必要はありません。
注意点
このチケットのRERの利用制限は”Zone2”までなので、メトロからRERに乗り換えでRERのZone3以上の駅へ移動する場合は追加料金が必要です。
日本のように乗り越し清算システムはなく後から清算できません。そのまま目的地の改札でお金が足りないとなった場合は、罰金が発生します。
RERのZone3以上の場所へ行く際は、目的地までのチケットをちゃんと買っておくか、メトロからの乗り換え時に、一度改札をでてチケットを買いなおしてください。
2.「Carnet de 10」片道券が10枚綴りになったセットチケット
t+ ticketsを10枚綴りにしたセットチケットです。
値段は、€14.90
t+ ticketsより€4.10お得です!範囲はt+ ticketsと同じです。
3.「Mobilis」一日乗り放題チケット
1日乗り放題のチケットです。
Zoneごとに料金が異なるので、下の表でチェック!
4.「Paris Visite travel pass」乗り放題パス(日数とZoneごとの料金)
Mobilisと用途はおなじですが、「Paris Visite travel pass」の場合は一日限定ではなく利用日数とZoneで料金が変わってきます。
料金は下の表でチェック!
5.「Navigo」一週間と一カ月が選べる乗り放題パス
観光時に移動が多くなるのであれば、こちらがおすすめです。
冒頭でも話した通り、シャルル・ド・ゴールド空港からの移動だけでもほぼ元が取れてしまう値段。
注意点は、下記の2つ目の表のように購入できる期間と利できる期間が決められていることです。
3.パリの交通IC「Navigo」はこんな方におすすめ
- シャルル・ド・ゴール空港発着便を利用で、空港から市内へ電車を利用する方
- ディズニーランドパリに行く+パリ市内観光する方
- 4日以上の滞在で到着曜日が月~木曜日の方
- ベルサイユ宮殿に行く予定がある
- 長期旅行の方
冒頭でも書いた通り、シャルル・ド・ゴール空港から市内までの往復の電車賃は€20.60です。
空港の往復があり、その後観光で市内を移動予定の方は絶対Navigoがお得です!
3つ目の「4日以上の滞在で到着曜日が月~木の方」の意味ですが、Navigoの乗り放題7日間は購入日からの7日間ではなく、月~日曜日の7日間という意味です。
つまり月曜日に購入しても、木曜日に購入しても期限が切れるのはその週の日曜日ということです。
そのため週のはじめから使い始められる方のがお得です!詳しくはNavigo利用の注意点でも説明しています。
4.「Navigo」の購入場所と購入方法
「Navigo」の購入場所
購入場所は大きく分けて2か所です。
一か所目は空港。二か所目は市内の駅窓口です。
私はスイスからパリのリヨン駅(Paris Gare de Lyon)への電車移動だったのでリヨン駅にて購入しました。
到着が20時前後でしたが、窓口も空いており安心でした。
シャルル・ド・ゴール空港着の方は、購入可能場所は2か所です。
- タームナル2
- ターミナル3
ターミナル1に到着予定の方は、CDGVAL(ターミナル移動用の無料地下鉄)に乗り「Terminal3(Rissypole駅)」で降りて<RER乗り場>まで看板に従い向かうとNavigoが購入できる窓口があります。
ターミナル3に到着の方は、RER乗り場に向かうだけです!
ターミナル2に到着の場合もRER乗り場へ向かうとNavigoが購入できる窓口があります。
購入方法と必要なもの
必要なもの2点
- 履歴書用の写真(縦3×横2.5)
- サインペンかボールペン
写真はICカードに貼る用、ボールペンはICカードへのサイン用です。
窓口に行って「Navigo for one week, please.」といえば伝わります。
私はフランス語がまったくだめなので、無理にフランス語は使わなかったです(喋れると思われても後々困るので…汗)英語で十分通じるので大丈夫ですよ!
店員さんや混み具合によって、そのまま使えるようにチャージをしてくれる時もあれば、機械でチャージして!と言われることもあります。
ちなみに、写真は切っていなくても窓口の方が適当に切ってくれました(用意が悪い私、笑)
豆情報!
日本から証明写真を用意していくのが一番楽ですが、私がNavigoを購入したパリのリヨン駅でも証明写真が取れます。
万が一、日本で証明写真が用意できなくても、Navigoを買う窓口の近くに日本と同じような証明写真BOXがあるのでご安心ください!
しかし、治安面は保証できないので、くれぐれも荷物を放置したまま証明写真BOXに入るのはやめましょうね!
※空港に証明写真BOXがあるかは、確かめていないのでわかりません。
5.Navigoを利用する上での注意点
フランスに到着する曜日に注意
冒頭でも話していた通りNavigoは月曜~日曜の7日間で乗り放題になる交通ICです。
購入してから7日間ではないので注意。
表のように、使う週の金曜日以降になると購入もできません。
もし長期の滞在で週末に到着する場合は、一日乗り放題券などを先に購入して新しい週からNavigoを使うと良いです。
改札を通る時に密着してくる人には注意
無賃乗車をしている乗客が、チケットを持っている人の真後ろにピッタリくっついて、一緒に改札を通ろうとしてくることがあります(恐怖)
ちなみに一緒に旅行に行った友達が、被害に遭いました。
何か取られるわけではありませんが、パリの地下鉄でそこまで人に密着されるだけで恐怖を覚えます。
改札を通るときは、後ろにピッタリくっついてくる人がいないかチラ見することをおすすめします。
トラム(地下鉄)の改札が怖い
これは私個人の意見ですが、下の写真のようにフランスの改札は日本の改札みたいに膝上の位置ではなく、背丈まである改札なんです。
通る幅が非常に狭い上、閉まる時の勢いがすごい。
スーツケースを持って通る時は特に、通るときに手こずり改札が閉まって顔面を強打しないか心配でした。笑
私だけでしょうか。
ということで、フランスの改札を通る際は、顔面強打しないように気をつけましょうね!笑
それでは、お得に旅して、エンジョイしちゃいましょ~!
ーEND-