
コロナが収まらない緊張感の中、旅行に行ける日を楽しみにしながら生活しています。
いままで訪れた国→中国、香港、マカオ、シンガポール、イギリス、フランス、スイス、インド

- スリに遭わないためにはどうしたらいい?
- スリの事例を知りたい
- スリ対策グッズを教えてほしい!
そんな方に向けた記事です。
フランスは、人生で一度は行っておきたい旅行先ですよね!
しかし観光客を狙ったスリや盗難が、現在でも多く発生しています。
私たち日本人は日本国内でスリに遭遇することは珍しく、警戒心が低いので現地ではターゲットにされやすい。
現地フランスのスリ集団からすれば、私たちから財布や携帯(金銭になるもの)を盗むのはお手の物です。
『十分気をつけていても、やられてしまった。』という声もちらほら。。。
貴重品が盗まれてしまったら、楽しい旅行も台無しです。
そこで今回、フランス旅行に行った私がスリ防止対策をどのようにしたのかを紹介します。
フランスに行くのは初めてでしたが、知り合いのお友達に協力をいただいて対策をした結果、何事もなく帰ってくることができました。
スリの事例やスリ防止対策に使ったアイテムも紹介していますので、フランス旅行前に予習していってくださいね!
目次
1.フランスでスリ対策のために私がやったこと8つのこと
1.コートはチャック付きのものを選ぶ
私は普段からUNIQLO(ユニクロ)のダウンを利用しているのですが、普段使いように買ったチャック付きダウンが旅行でもかなり役立ちました。
ユニクロのダウンは、軽い上に内ポケットと両サイドポケットにチャックが付いています。
フランスでの外出時は、内側の胸ポケットに財布をしまっていました。
寒くて、前チャックも常に閉めている状態なので、刃物で切られない限り盗られることはありません。
2.鞄は持ち歩かない
フランスでの旅行は、写真のように手ぶらで出かけていました。(大変浮かれている写真で申し訳ない、、、)
その理由としては、バッグの中身を狙われにくくするためです。鞄を持っていなければ狙うこともできません(どや)
いつも荷物が多いほうなのですが、一度手ぶらで出かけてしまうと癖になるくらいの快適さでした!
財布は胸の内ポケットに入っているので、満員電車に乗った時も不審なことがあればすぐにわかりますし、何より鞄に気を使わなくて良いので気疲れもしなかったです。
いつも荷物が多い女子でも、一度お試しください!スリ防止のために手ぶらはおすすめです。
ちなみに私の旅行中の所持品は、これだけです。
- 小銭入れ
- カード入れ
- リップ
- ICカード(Navigo)
3.クレジットカードにスキミング防止をする
スキミング被害とは、
クレジットカードや通帳の磁気情報を抜き取り、偽のカードを作って不正利用すること。
カードをかざすだけで決済ができる技術を利用して、他人の財布の中のクレジットカード情報を盗み取り、偽のカードを作って不正利用するという被害が増えています。
私たち日本人には「スキミング」という言葉にあまり馴染みがありませんが、日本クレジット協会が発表したクレジットカード不正利用被害額は2018年の1年間で235億円超にも達しています。

引用元:日本クレジット協会
知らない間にクレジットカードの利用可能額が、一気に使われてしまったことを想像をするだけでゾッとしますよね。
その恐怖のスキミング被害を防止してくれたのが、スキミング防止財布です!
私は『The RIDGE』の財布を愛用しています!
ブランド:The RIDGE
the RIDGE(ザ リッジ) スマートフォンよりも薄い財布 ポリカーボネート マネーバンド キャッシュストラップ
旅行前に財布が欲しかったタイミングだったので購入しましたが、下記のようなスキミング対策ができるカード入れも安く手に入るので、今持っている財布を旅行でも使う予定の方は是非使ってみてください。
ブランド:umber net(アンバーネット)
アンバー ネット RFID & 磁気スキミング防止 パスポートカード ケース
4.歩きスマホはしない
歩きスマホは、やめましょう!
『外で使わずどこで使うのよ。』とつっこまれそうですが、カフェやお店に入って触るのであればOKです。
外で使うのが危険な一番の理由は、ひったくりがあります。
路上を歩いていてひったくりに遭うことは少ないですが、危険な場所は地下鉄(交通機関)の中です。
スリ犯が、電車内のドア入り口に立っている人の携帯をひったくる被害が多いです。
『え?』と思った時には時すでに遅し。
電車のドアが閉まるタイミングの一瞬のうちに盗まれるので、気が付いたときには被害者は電車の中、スリ犯は電車の外。
フランスではよくあることで、周りの人たちは気が付いても誰も追いかけてはくれません。
日本の電車やホームでは携帯を触っていないほうが珍しいと思いますが、フランスの駅構内やホーム、電車の中では携帯を触るのを堪えましょう。
5.心を鬼にして、街中で話しかけられても無視を貫く
フランスのスリ集団には、白昼堂々とスリの犯行に出る集団多いです。
数名がグルになり、ターゲットの注意をそらしている間に、物を抜き取ることがほとんどです。
署名の活動を装ったり、集団の子供(10代くらい)に囲まれたりして、貴重品を無理やり取られることもあるので、街中や電車内でしつこく話しかけてくる人やついてくる人は徹底的に無視を貫き通しましょう。
その時に、自分の所持品に触られないように守ることも忘れないように!
6.観光客感を一切出さない
観光客感をもろにだしてしまうと、スリのターゲットにされやすいです。
観光客+アジア人 = お金持っている
スリ犯の思考はこんな感じです。
私たちが対策としてできることは、
- ガイドブックは持ち歩かない
- きょろきょろしない
です。
まず1点目、ガイドブックを出していたら、観光客と一目でわかります。
ガイドブックを見る必要がある時は、事前にホテルで写真を撮っておくなどして外には持ち歩かないようにしました。
2点目は、きょろきょろしないことです。
新しい地では難しいですが、なるべく『ここどこだあ~』みたいな行動は避けるように心がけました。
行動や視線だけで、観光客だと悟られてしまうので、行きたい場所はなるべく事前に調べておいて堂々と歩くと良いです。
7.電車ではなるべく座る
電車で席が空いていたら、友達と離ればなれになっても座った方が良いです。
スリが狙うのは、車内で立っている人かドア付近に立っている人です。
座席は比較的、内側に設置されていて真ん中通路も狭いのでスリ犯はそこまで入ってこようとはしません。
空いている席があれば、すかさず席に着くようにしましょう!
もちろんリュックの方は、前に抱えるようにバックを持ってくださいね。
8.現地の方とは自分が違うと認識を持つ
パリの方はすごくおしゃれで、ブランドの品物を持ち歩いていることもあります。
そこで日本人が疑問に思うのが、
『特にスリ防止できないおしゃれなバッグを持っているにもかかわらず、彼女(彼ら)たちはどうやってスリを回避しているの?』
ということ。
きっと、彼女たちは何もしていません。
アジア人の顔をしているだけで、ターゲットにされるということです。
アジア人はお金があるという概念(そんな持っているわけでもないのに)がまだ根付いていることもあり、アジアから来る観光客を狙うことが多いです。
そのため現地の方がやっているような対策ではなく、私たち自身のやり方で気をつけていかなければいけません。
2.スリ被害5つの事例
それでは、よくあるスリの事例を簡単に紹介します。
現地のスリは、あれよこれよと方法を変えてくるので、絶対にこのパターンというのがありません。
1.署名を求められている間に
観光地で複数の女性が数人(3~5人程)から、署名ボードらしきものを突き付けられ署名を求められることがあります。
ターゲットになった観光客は署名メンバーを装ったスリ犯に囲まれる体制になり、しつこいので仕方なく対応しているうちに、ボードで鞄を見えなくして貴重品を抜き取ります。
または、署名と人数の多さに気を取られている間に、リュックのチャックを開けられ財布や携帯が盗まれることがあります。
2.子供に囲まれて
タクシーを降りた瞬間や、お店から出た瞬間に数人(7~13人程)の子供たちに囲まれ、物を盗られることがあります。
手口はいろいろありますが、目の前で口論をはじめて気を引いている間に財布を盗られるなどの被害が多いです。
相手が子供なので、こちらも油断してしまいます。
大人数に囲まれて、いつのまにか財布や携帯が鞄から消えていることもあるので、囲まれそうになったら即座に逃げるのがベストです。
3.電車のドアが閉まる瞬間
電車の構内やホームは、スリが多発しているエリアです。
電車に乗ってドア付近で携帯をさわっていると、一瞬の間にスリに狙われてしまいます。
多いパターンが、電車のドアの前で何人かのスリが待機しており、ドアが閉まる寸前に乗客のスマホを盗る行為です。
『アッ』と思った時にはドアが閉まっていて、追いかけることもできません。
この事例は多く耳にするので、そのようなことがないように電車の待ち時間や、電車内でのスマホ利用は控えるようにしましょう。
4.バス停でのスリ
バス停での待ち時間にも、スリの被害があります。
スリ犯は、バスの中で私たちがモノを盗られたことに気が付いても追ってこれないようにバスに乗る直前を狙っています。
バスの待ち時間でベンチや立っている時、どさくさにまぎれピタッと密着されることがあります。
気が付いた時には物がスラれていて、物を盗った後はスリ犯はバスに乗らず次のターゲットを狙います。
そのため『なぜ待ってたのに乗らないんだろ』と思って、バスの中で貴重品を確認した時に盗られたことに気づき、手遅れになります。
彼らスリ犯は私たちが追ってこれないように、場所を選んで犯行を行っています。
いかがでしたか?これは一部の事例で、彼女(彼ら)のやり口は無限にあります。
今どきのスリ犯は、スリで稼いでいるのか、しっかりとした正装もしているそうです。
私たち日本人が持つイメージよりもはるかにキレイに着飾っていて、男性だけでなく10代の子供・若い女性も多くいますので、見た目だけで『大丈夫そう』という判断はできないと思ってください。
そしてあまりにも密着してくる人や話しかけてくる人には特に注意を払う必要があります。
3.私がスリ対策で使った4つのアイテム
ユニクロダウン
毎年ユニクロのダウンを購入していますが、デザインもシンプルでフィット感もありとても着やすいです(回し者みたいなコメントをしてしまった、、)
ブランド:ユニクロ
本当に温かく、首まで覆ってくれるのでヨーロッパの寒さもしっかりしのぐことができました!
夏だと店頭にはでていないので、ネット購入しかありませんが、冬になればデザインは変われど質の良いダウンは出るので要チェックです!
選ぶときの重要ポイントは、『すべてのポケットにチャックがあるか』です!
スキミング防止財布
私が買ったThe RIDGEの財布です。
ブランド:The RIDGE
the RIDGE(ザ リッジ) スマートフォンよりも薄い財布 ポリカーボネート マネーバンド キャッシュストラップ
カード類を入れるだけで、スキミング防止をしてくれるので便利です。
似たようなコンパクト財布のなかには、付属のスキミング防止カードを両側に挟まなければスキミングできないものもあり、カードをしまうスペースが少なくなってしまうので、少し値段が高くてもThe RIDGEを選びました。
海外より遅れながらもキャッシュレスが日本でも進んでいるので、これを機にコンパクトなものにと長財布から卒業しました。
荷物が少なくなり、場所も取らないのが良い点です。
既存の財布を使いたい方には、スキミング防止カード入れがおすすめです。
ブランド:umber net(アンバーネット)
アンバー ネット RFID & 磁気スキミング防止 パスポートカード ケース
カードケースに入れてから財布にいれておけば、スキミングができなくなります。
お値段もお手頃で枚数も入っているので、クレジットカードを何枚も持っている方にも良いです!
セーフティバッグ
セーフティバッグもあればなお良しです!
写真に写っている私が使っているものは8年前に購入したもので、確認したところ今の無印には置いてありませんでした。
セーフティバッグはいろんなデザインのものが出回っていますが、選ぶポイントとしては、自分のシャツの中に隠せる薄さのものが良いです。
大きくて頑丈なものもありだと思いますが、パスポートや現金はいざというときにしか利用しないので、服の内側に収納できるくらいの薄さがベストです。
私のスリ防止対策まとめ
- コートはチャック付きを選ぶ
- 鞄は持ち歩かない
- スキミング防止対策を行う
- 歩きスマホはしない
- しつこく話しかられたら、所持品に触れられないよう歩き続ける
- 密着されてるなと感じたら、所持品に触れられないよう歩き続ける
- 環境客感をださない
- 電車ではなるべく座る
- 現地の方と自分は違うという認識を持つ
ーEND-