- 滞在できる期間は?
- どれだけの期間行くのがベストか悩んでいる
- 就学・就労が可能な期間を知りたい。
- 語学学校に通うベストな期間は?
- みんなどれだけ学校に通ってるの?
- ワーホリの準備期間はどれだけ必要なの?
このような悩みを持っている方へ、今回はワーホリの「期間」に関する疑問を全て解決していきます。
「ワーホリに行きたい!でも何から始めれば?」という方は、まずワーホリで滞在できる期間を確認しましょう。
ワーホリ期間について調べていくと、
- みんなどれだけ滞在するのかな?
- 語学学校へはどれだけ通えばいい?
- 働くのに必要な期間は?
という疑問も湧いてくると思います。
ワーホリ期間の制限を知って滞在期間の目安をつけておかないと、資金準備やビザの準備にも移れないですよね。
まずはワーホリ協定国それぞれの滞在可能期間から見ていき、就学就労期間の疑問も解いていきましょう!
目次
1.ワーホリ参加者が守らなければいけない期間
まずはワーホリで「守らなければいけない期間」について説明していきます。
ワーホリは自由度の高い滞在制度ですが、滞在可能期間が国によって定められています。
また「就学期間」いわゆる語学の勉強や資格の勉強で学校に通える期間、また「就労可能期間」のルールもあります。
そこでまずは、ルールとして守らなければいけないワーホリの期間3つを見ていこう!
国名 | 最長滞在可能期間 | 最長就学可能期間 | 就労可能期間 |
オーストラリア | 3年(※2) | 4カ月 | (※1) 同一雇用主の元で6ヶ月以内 |
ニュージーランド | 1年3ヶ月(※2) | 6ヶ月 | 制限なし |
カナダ | 1年 | 6ヶ月 | 制限なし |
イギリス | 2年 | 制限なし | 制限なし |
アイルランド | 1年 | 制限なし | 週39時間以内 |
韓国 | 1年 | 制限なし | 制限なし |
フランス | 1年 | 制限なし | 制限なし |
ドイツ | 1年 | 制限なし | 制限なし |
デンマーク | 1年 | 制限なし | 6ヶ月以内 |
台湾 | 1年 | 制限なし | 制限なし |
香港 | 1年 | 6ヶ月以内 | 同一雇用主の元で6カ月以内 |
ノルウェー | 1年 | 3ヶ月未満 | 同一雇用主の元で6カ月以内 |
ポルトガル | 1年 | 制限なし | 制限なし |
ポーランド | 1年 | 制限なし | 制限なし |
スロバキア | 1年 | 制限なし | 制限なし |
オーストリア | 1年 | 明記なし | 明記なし |
ハンガリー | 1年 | 明記なし | 明記なし |
スペイン | 1年 | 制限なし | 制限なし |
アルゼンチン | 1年 | 明記なし | 明記なし |
チリ | 1年 | 明記なし | 明記なし |
アイスランド | 1年 | 明記なし | 制限なし |
チェコ | 1年 | 明記なし | 明記なし |
リトアニア | 1年 | 明記なし | 明記なし |
スウェーデン | 1年 | 明記なし | 明記なし |
エストニア | 1年 | 明記なし | 制限なし |
オランダ | 1年 | 明記なし | 年間通しての同一雇用主はNG |
※1 2022年現在では同一雇用主の下で働くことができるのは最長6カ月/年間という規定がありましたが、コロナ過の労働力減少により制限を撤回する旨を発表しています。2022年末までは制限がありますが2023年以降は変更がある可能性が高いです。
※2 こちらは滞在最長期間です。指定された地域や職種で指定の一定期間働くことでビザの延長が可能。
渡航する国によって、滞在できる期間や学校に通える期間が違うのがわかりましたね。
またオーストラリアやニュージーランドは、人員不足の指定された地域や職種で一定期間働くことで滞在期間を増やすことができます。
長く滞在を目指す方にはとても良い制度ですので、オーストラリアやニュージーランドに行く方はチェックしておこう!
滞在期間
滞在可能期間について上の表である通り、国によって最長滞在可能期間が決められています。
しかし最短での滞在期間の制限はないため、1ヶ月でも2カ月でも最長期間までであれば自由に滞在期間を選ぶことができます。
最長期間以内であれば国内外の出入りも自由なので、日本へ途中帰国や隣国へ旅行をする方も多いです。
就学期間
就学期間のルールについて、国によりワーホリ期間内に学校へ通える期間が異なります。
先ほどの表を見てもらうとわかる通り、オーストラリアはワーホリ期間中4カ月の就学が可能となります。
規定期間以上学校に通いたい方は「学生ビザ」の取得も視野にいれましょう!
年齢制限が問題なければ、現地で学生ビザ⇒ワーホリビザの申請が可能です。
就労期間
ワーホリ期間中に働ける期間のルールについて、いくつかの国では「同じ雇用主の下で6カ月以下の就業期間まで」など制限があることもありますが、ほとんどの国では制限はありませんので特別心配することはないかと思います。
しかしルールは定期的に変わりますのでご自身が働き始める時期に、どんなルールが適用させれているのか情報確認は必要です。
2.ワーホリの就学・就労のベスト期間
続いては就学・就労を行うのにベストな期間を紹介します。
- 語学学校で学ぶには、どれだけの期間がおすすめなの?
- 現地で働くには、最低どれだけの期間滞在したほうがいいかな?
特にワーホリでは現地で働きたい!という方が多いので、働くのに必要な期間についても詳しく見ていきます。
語学学校に通うベストな期間
まずは語学学校に通うベストな期間は、3ヶ月~6カ月です。
また語学学習が初心者の場合は、4カ月~6ヶ月の就学をおすすめします。
ワーホリ出発時点で問題なく現地の語学で会話が成り立つ方を除いて、言語に慣れ始めるのは2~3ヶ月が目安と言われています。
語学学習初心者は4カ月~6ヶ月しっかりと学習を行うことで、早い段階で語学を使いこなせるようになっていきます。
語学を十分に学ぶためには最低3ヶ月、初心者の方や英語を使って今後仕事をしたいなど高度な英語力を求める方は、4カ月~6ヶ月の就学がおすすめです。
また「費用をどうしても抑えたい!」という方は1~2カ月の就学でも問題ありませんが、語学学校を卒業した後も自己学習をすることで語学を伸ばしていくことをおすすめします。
就労に必要なベストな滞在期間
続いて就労に必要なベストな滞在期間ですが、最低6ヶ月以上の滞在をおすすめします。
理由は、2つあります。
- 1、2カ月の短期間でアルバイト先が見つかりにくいため
- 雇用主は滞在期間が長い(長く働いてくれる)方を探している
アルバイトを探す期間は平均でも1カ月~2カ月必要です。
あまりにも短い期間の滞在だとアルバイト先が見つからず帰国日が来てしまったり、働ける期間が短いからという理由で仕事が見つかりにくくなります。
1、2カ月の短期間ではアルバイト先は見つかりにくいため
海外での職探しは思いのほか時間がかかります。
もちろん日本のようにネットで探すこともできますが、例えばオーストラリアやニュージーランドでは働きたい店に直接出向いて履歴書を配る方法も主流となっています。
知り合いや友達伝いでの紹介があることも多いので、ネット求人をだしている店は限られるのも要因の一つです。
「数十件配ってやっと面接に結びついた!」という話もよく聞きます。
したがって仕事を見つける期間として1~3ヶ月は余裕をみておいた方がよく、最低6カ月の滞在期間が必要は確保しておくことをおすすめします。
雇用主は滞在期間が長い(長く働いてくれる)方を探しているから
2つ目の理由として、雇用主は滞在期間が長い(長く働いてくれる)方を探しているからです。
雇用主は私たち働く側がどれほど優秀で仕事ができても、3カ月後に帰国が決定している方を雇うことはほとんどありません。なるべく長い期間働いてくれる方を常に探しています。
自分が持っているビザの種類や滞在できる残留期間を履歴書に書くことや面接でどのくらい働けるか聞かれることも多いので、最低でも6ヶ月以上の滞在を考えている方が就業に向いています
3.自分に合うワーホリ期間を見つける方法
続いてあなたがどの期間の滞在が合うのかを見つけやすくするため、期間に分けてできることを紹介していきます。
「ワーホリではこんなことをやりたいなあ」とボヤッと頭に浮かんでいる方は、この期間別のおすすめから自分の理想に近いものを選んでベストな滞在期間を決めていこう!
短期ワーホリの特徴(~3カ月滞在)
- 語学学習のみを目的とする方
- 全体の費用が抑えられる
- 計画が立てやすい
- 休職や休学などで、滞在できる時間が限られる
- 集中力が続きやすい
- 短期間の滞在だからこそ、いろいろな国にチャレンジできる
3ヶ月までの短期間滞在の大きな特徴は、生活費を大幅に抑えられ、集中して目的を達成させやすいことです。
どうしても長期で滞在をしていると怠けてしまったり、初めの目的とは違う方向に向かってしまいがちですが、短期間のワーホリの場合は気を引き締めて現地生活を楽しめます。
休職や休学で長い期間取れないという方には、3ヶ月までのワーホリが向いています。
またワーホリは滞在可能期間の間その国に必ずいなければいけないというルールはないため、いくつかのワーホリを同時に申し込み、短期間でいろいろな国を周って旅をするという方もいます。
中期ワーホリの特徴(4カ月~半年前後滞在)
- アルバイトができる
- できることが大幅に増える
- 費用を抑えながらも現地生活を堪能できる
4カ月以上の中期滞在は、何といっても就業ができる可能性が増えます。
「海外で働いてみたい!」という方は、最低でも6カ月間の滞在をおすすめします。
海外での仕事探しはスムーズにいかないことも多いため、余裕を持った期間設定をしておくほうが無難です。
また短期のワーホリよりも数カ月多く滞在できるので、語学学校が終わった後 旅行に行きたいなど勉強以外にもやりたいことがある方にはちょうど良い期間になっています。
長期ワーホリの特徴(半年~1,2年以上)
- ワーホリ期間にいろいろなことに挑戦したい
- できるだけ長く海外に滞在できる
- 現地の文化や生活を感じて知識を深めることができる
長期のワーホリの特徴は、働きながらも現地の生活にどっぷり浸かれるということです。
1年あれば語学学校に通ったり、国内や隣国を旅行するなど余裕を持ってワーホリ期間を楽しむことができます。
また現地で働きたい!という方にも長期滞在はおすすめで、長期で住むからこそ働ける職場も多くあります。
一つの国を深く知り、その土地の特徴や文化を深く知ることができるのも長期ワーホリのメリットです。
4.私のワーホリ滞在はこんな感じでした
私のワーホリは、語学学校の後に働くという王道的のパターンでした。
初めの4カ月は語学学校に通い、その後はアルバイトをしながら現地生活をしていました。
初めてのワーホリは語学学習に必死だったため、あまり旅行した記憶がありません。。。
次のワーホリは旅行や国内観光も楽しみつつ、少しゆっくりしたワーホリがいいなあと考えています!
また英語があらかじめできる方でも、学校内で交友関係を築けるので最初の1カ月だけ語学学校に行く方もいます。
このようにワーホリ期間は、自由自在にアレンジできるのがワーホリの大きなメリットだと思います。
5.ワーホリの期間に関する6つのQ&A
ワーホリは最短でどのくらい滞在できる?
1日から滞在が可能です。
満了期間はありますが、最短期間のルールはどの国もありませんのでいつでも入出国ができます。
注意点として、一度ワーホリ国へ入国した時点でワーホリ期間がスタートしてしまうので、一時帰国をした期間や旅行で他国へ出た時期があっても満了日は変わりません。
したがって途中でどこへ入出国しようと、最初にワーホリ国へ入国した日から満了日までがワーホリで滞在できる期間となります。
ワーホリの準備はいつからはじめたらいい?
6カ月前から始めることをおすすめします。
余裕があれば1年前から考え始め、ビザ取得などの手続きに本格的に動き始めるのが6カ月前からと考えて問題ないです。
ワーキングホリデービザを取得するのに4カ月ほどかかる方もいるため、6カ月前からの準備でもちょうどよい準備期間です。
ワーホリビザが発給される期間は?
申請者や国によって様々です。2日でビザの承認が下りる方や4カ月以上かかる方もいます。
焦ることのないように準備期間は6カ月以確実に取り、計画を持ってビザ申請を行っていきましょう!
語学学校や仕事の期間はどれくらいがおすすめ?
語学学習が初心者の方であれば4カ月~6カ月、中級者以上であれば1カ月~3カ月あれば十分です。
仕事を行う期間については、ワーホリ期間中であれば制限なく働くことができます。
しかしワーホリ参加者が守らなければいけない期間でお話したように、国によって同じ雇用主の元で6カ月以下しか働けない国もあります。
国に沿ってのルールはしっかり確認してから渡航をしましょう。
長期間のワーホリでも費用を抑えられる方法や国はある?
あります。
ニュージーランド、オーストラリア、カナダあたりは英語圏のワーホリ協定国の中では安く渡航ができます。
ヨーロッパ周辺、例えばイギリスやアイルランドとなると物価が大きく上がってきます。
「ワーホリ費用が安い国7選|お金を最速で貯める方法」では、滞在中の費用を抑えるコツやワーホリを安く行ける国を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
ワーホリ期間中にワーホリ国以外の国に行ったらどうなる?
問題はありませんが、滞在しているワーホリ国の滞在可能期間はそのままです。
例えば、
2022年4月1日~オーストラリアへワーホリ開始
※ワーホリ終了日:2023年3月30日まで
2022年5月1日~10日まで、ニュージーランドへ旅行
ワーホリ終了日は、2023年3月30日までと変わらないよ!
ワーホリ期間中に日本に途中帰国をする方も多いですが、日本に帰国している日数分ワーホリ期間(現地に滞在できる期間)が減ります。
したがってワーホリ国からの出入りは自由ですが、ワーホリ国に滞在できる期間が短くなるという認識は忘れないようにしましょう。
6.まとめ|ワーホリの滞在期間は自由に調整可能
いかがでしたでしょうか。
ワーホリの期間について、少し理解が深まったのではないでしょうか。
ワーホリがニュースで報道され、「稼げるかも?!」という理由で人気が高まっていますが、安易にワーホリを決めることがないよう、まずはどこくらいの期間行く予定なのかしっかり計画をたてて準備していきましょう。
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