
- 「TOEICの試験は難しい」
- 「最短でスコアアップを狙いたい」
- 「どこから勉強を始めていいかわからない」
- 「いつも全部の問題を解ききれない」
- 「時間制限内に終わらない」
そんな!TOEIC®L&Rテスト勉強対策に悩める皆さんに!
2カ月間で300点のスコアアップを目指せる方法をお伝えします。

突然ですが私は数年前に460点を取って以来、「私には筆記は無理だ、、、」と諦め、ついに今年再度心入れ替え2カ月で760点を取得しました。
私が試験2カ月前にやったTOEIC勉強方法は大きく分けて2つです。
・自分の苦手分野を知ること
・苦手分野でスコアが取れるような勉強法を実践
勉強を始めるにあたって気が付いたことは、スコアに伸び悩んでいる方の多くは自分の現在地がわかっていないことが多いです。
- 「自分の苦手セクション」
- 「いつも間違える問題はどこか」
- 「時間がかかりすぎてしまうパートはどこか」
勉強を始める前に上記のTOEICの英語学習で抱えている悩みを見つけ出すことが、最短でスコアアップできる鍵でした!
苦手分野をしっかりと理解するだけで、今後の勉強で要点を絞ることが出来るので効率よくスコアアップが目指せます。
一般的な勉強ではなく、自分に合った勉強ができれば短期的なスコアアップは簡単です。
「すでに試験を申し込んでいて時間がない!」という方もすぐに取り組んでいただける内容になっています。
こんな方に向けた記事
- TOEIC受験まで時間がない
- 最速でスコアアップを狙いたい
- TOEICの勉強の仕方がさっぱりわからない
- TOEICの苦手分野(弱点)を克服したい
※この記事では、「TOEIC® L&R Test」についての対策方法を紹介しています。
「TOEIC® Speaking & Writing Tests」や「TOEIC® Speaking」の対策記事ではありません。
目次
1.TOEICスコアを2カ月で300点アップした勉強方法【460点⇒760点】
TOEICの勉強方法をお伝えする前に、2カ月という短い期間で大きくスコアアップを図るため意識してほしいことがあります。
勉強前に必ず自分の苦手分野の把握すること。
知っての通りTOEICはPart1~7まであり、パート1~4まではリスニング、パート5~7はライティングと決まっています。
どちらのセクションも最高得点は495点満点で採点がされます。
そのためどちらかのパートが優れていて満点が取れても、片方がダメであれば高得点が狙いにくいです。
逆に言えば、いま苦手としている点数の低い分野を克服できれば200点~300点は簡単にスコアアップができます。
まずTOEIC勉強を始める前に重要なのは「いま苦手だと思っているセクションやパートを把握」することです。
そして、その苦手意識を外すことが大切です。
その「苦手分野」は「“今”苦手」なだけであって、「永遠に苦手」なわけではありません。
自分に合った勉強法を見つけることが出来れば、必ずスコアアップを図ることが出来るので自分を信じて勉強を進めてほしいと思っています。
それでは、私が行ったTOEICスコアアップの勉強法をお伝えしていきます。
2.TOEIC勉強法ステップ
勉強を始める前に:現状把握と自分に合った勉強法を発見することが最重要
先ほども触れたように、勉強に取り掛かる前に「現状把握をすること」と「自分に合った勉強方法を発見する意識を持つ」ことが大切です。
「現状把握」とは、現在の英語スキルや自分の英語弱点を知ること。
そして「自分に合った勉強方法を発見する意識を持つ」とは、勉強していく中で「このやり方がなんか自分に合っているなあ」と気づけるようになることです。
極端な話、苦手分野で点数を取ることが出来れば得意なセクションでのレベルアップが出来なくても、大幅にスコアアップを図ることができます。
そのためには「現状把握」=「弱点を見つけ出す」こと。
そして弱点を見つけ出したら「自分に合った勉強方法」=「自分が嫌にならない勉強方法」で勉強を続けていくことが大幅なスコアアップに繋がってきます。
実際に私はリーディングセクションが大の苦手でした。同じ英語でも、聞き取れるのに文になって紙に書いてあるとどうにも理解ができませんでした。
460点を取った際のほとんどがリスニングセクションで点数を稼いだものです。当然リーディングセクションを克服しなければ高得点は狙えません。
勉強が嫌いという理由で勉強をしてこなかったので、文章問題になると「とにかくやる気がでない」状態でした。
実際には、勉強が嫌だったわけではなく自分に合った勉強方法を見つけることが出来ていなかったなと今では思います。
短期間でスコアアップを狙っている方は、がむしゃらに勉強を続けていくのではなく、現状のレベルや弱点を知ってから「なんとなく続けていけそう、」という勉強方法をやっていくことがスコアアップの鍵になります。
そのために私が行った勉強ステップは下記です。
- 勉強ステップ1:簡単な勉強スケジュール作成・自分の弱点を知る
- 勉強ステップ2:多くの問題数を解く
- 勉強ステップ3:時間制限内で問題を解く練習
勉強ステップ1:簡単な勉強スケジュール作成・自分の弱点を知る
まずは自分の弱点を知るために実際の受験問題を全て解いてみましょう。時間も実際の受験と同じように測ります。
過去問の教材は「TOEIC® L&Rテスト 至高の模試600問」を使いました。
(教材の詳細はおすすめの参考書3選に載せています)
近い過去にTOEICの試験を受けた方は、結果表を参考に弱点を見つけても良いです!
点数から実際に苦手な部分や、解いている感覚からどこで心が折れそうになるかなどを把握していきます。
例えば私の場合、
- 時間がいつも間に合わない(1回目の受験は時間配分さえ考えなかった)
- リーディングセクションの回答がほとんど不正解(勘で解いている状態)
- そもそも解くのを諦めてしまう(最後まで集中して解けない)
- リーディングセクションに入ると一気にやる気が失せる
私の場合は「時間制限」と「問題の解き方を知らない」そして圧倒的に「文法問題への拒否反応」が弱点でした。
Part5からのリーディングセクションい入るとなぜか「私には解けない」という拒否意識が強くありました。
問題を解く能力自体もそうですが、リスニングセクションとリーディングセクションでの意識の違いに気づけたのも大きな収穫です。
自分が試験についてどう思っているのかを見つけ出すこともとても大切。
自分の弱点がわかったら、次は簡単なスケジューリングをしていきます。
- 受験日の確定
- 教材を揃える
- 受験日から逆計算してスケジューリング作成
受験日の確定
受験予約が可能になるのは受験当日の2カ月前程からになりますが、公式サイトに年間スケジュールが出ているので受験日の把握は忘れないようにしましょう。
申込はまだでも受験日までにどのくらいの期間があるのかをしっかり把握しておくこと!
受験日の年間スケジュールはTOEIC公式サイトから見れます。
教材を揃える
教材は自分の弱点に合った教材を選ぶのが大切です。
私の場合はTOEICの問題に慣れる目的と文法問題の拒否反応を取るため、より多くの問題を解きたいと考えました。
問題数が多く、どんな文法問題があるのかがわかる「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」の教材を使っています。
そして、本番さながらに問題を解ける「TOEIC® L&Rテスト 至高の模試600問」の教材は、最初の弱点探しと試験2週間前の追い込みで実践問題を解くのに利用しています。
(それぞの教材詳細はおすすめの参考書3選に載せています)
受験日から逆算してスケジュール作成
受験日が決まったら、いつまでに教材を終わらせ、最終の実践問題解きに移るかを簡単にスケジューリングします。
スケジューリングはストレスがない程度で組んでいきましょう。
私はスケジュール通りにいかないと何かと不安になるので、
- 始めは一日1ページできればいい
- 受験日2週間前からどれだけ教材が終わっていなくても実践問題に切り替える
ことだけをスケジュールに入れました。
完璧を求めすぎると勉強ではなく、順調に進んでないことにストレスを感じてしまうのでスケジュールは緩めに組むと良いですよ。
(こまめに組んだ方がやりやすい人は自分に合う方法でスケジューリングしてくださいね!)
勉強ステップ2:多くの問題数を解く
ここからは教材とスケジュールに沿って勉強を進めていきます。
弱点を克服する教材探しや勉強方法に加え、TOEIC問題特有の解き方テクニックを理解できるようしておこう!
TOEIC問題の解き方テクニック
TOEICにはTOEIC問題の解き方のコツがあります。
テスト勉強が得意な方はわかると思いますが、文章全体や単語の意味が分からなくても前後の単語や文から答えの選択肢を絞ることができます。
あとは紹介した教材にもある通り、TOEICは品詞問題がほとんどを占めます。
そのような出題されやすい問題や解き方を理解すると時間内に余裕を持って問題を解き終わることが出来るようになります。
TOEIC試験初心者に方には特に下記に注意して勉強を進めてほしいです。
- 基礎文法や基礎単語はしっかり学ぶ
- その中でも単語を全て完璧に覚えようとしない
- 実践問題をはじめから解かない
基礎文法の学習方法は人それぞれですが、私自身は参考書で勉強をするより、より多くの問題を解き、解いていく中で理解をしていくことでした。
わからない文法や用語があれば都度インターネットで調べるというやり方をとっています。
そして文法がわからなければ調べますが文法用語は一切覚えません。(先生になるわけでもないので問題が解ければよいので文法用語は無理して覚えなくて良いですよね)
基礎がわかってくると応用も理解しやすくなります。
同じ問題を何度も間違えるのであれば、理解していない証拠
同じ問題で時間がかかったり、解けなかったり、間違ったりする場合は「なぜこの問題の答えはこうなのか」という理解がしっかりできていない状態です。
一度その文法の解き方を覚えてしまえば、単語が変わっても文章全体の意味が理解できなくても解けるようになります。
何度も間違える問題は、「文法的になぜその答えになるのか」の理解を深めましょう。
時間配分の意識
次のステップ3でもお伝えしますが、問題を解いている時に時間を意識して問題を解きましょう。
最初は時間に間に合わなくても解くのに慣れてこれば1問20秒以内で解けるように意識をする(Part5の場合)
スピード感を常に意識づけることで、試験でも焦らず問題に取り組めますし時間内で解けるようになると大きな自信に繋がります。
こういう黄金サイクルが起きるようになります。
時間配分に気をつけることは、TOEICでスコアを取るためにはとても重要な事なので勉強ステップ3で詳しくお話ししていきます!
勉強ステップ3:時間制限内で問題を解く練習
多くの問題を解いて、問題を解くのに慣れてきたら1問の時間制限内で問題を解くようにしましょう。
始めは時間がなく焦りがあるため、正解率がぐっと下がると思います。
間違った問題の解説を読んで、「前後の文のどこから回答がわかるのか」「なぜこの回答なのか」など「解き方」を確認していくことが今後より早く問題を解くカギになります。
一気に多くの問題を時間制限内に解くのは難しいので、初めは数問に区切って勉強をすると段々と多くの問題を時間内に解けるようになっていきます。
知っての通りリスニングセクションが終わりリーディングセクション(Part5~7)が始まってしまうと、時間管理は全て自分でしなければいけません。
一般的に下記の時間配分で解くと無理なく解けますので参考にしてください。
引用:テキスト「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」
時間制限は、TOEICに挑戦するほとんどの方が悩んでいる課題です。
時間問題の不安を少しでも解消しておくことで、本番でも落ち着いて問題を解くことができるようになります。
主に文法が苦手な方向けの勉強法
文法が苦手な方は下記に気をつけて勉強を進めてみるとよいですよ!
- 文法やリーディングセクションが苦手という意識を持たないようにする
- とにかく多くの問題を解き、TOEIC特有の文法問題の解き方のコツを掴む
- 全ての単語や英文の並びを理解しようとしない
- 深い理解は大事だけど、時間配分はもっと大事
文法に苦手意識があると、本番でも「解けない」「時間ない」の悪循環ループができてしまいます。
基本的な理解は大切ですが、深い理解を求めすぎずサクサク解いていく練習をしましょう。
全くわからない or 時間がかかるなと思った問題は捨てる覚悟を持つと、次の問題にも「時間がない」や「解けない」を引きずることがなくサクサク問題を解けるようになります!
とにかく多くの問題を解いてTOEICの問題出題形式に慣れましょう!
主にリスニングが苦手な方向けの勉強法
リスニングでスコアアップを狙うには、毎日英語を聞いて生の英語に触れるしかありません。
日本の教育であまり英語を話したり、聞いたりする練習をしてこなかったのでまだまだ英語の発音や聞き取りには弱いです。
下のように単語では発音する音も文章になると単語同士の繋がりから発音しなくなる音がでてきます。その部分を多く理解することでリスニング問題でも多くの英語が聞き取れるようになっていきます。
Didn’t you ディドゥントユー ⇒ ディンニュー
I had to アイハドトゥー ⇒ アイ ハットゥー
知っている簡単な単語なのに、こういう音って普段から英語を聞いていたりしないとなかなか聞き取ることができないです。
本屋さんやTOEIC攻略記事でなぜリスニングセクションの対策方法の紹介が少ないかというと、英語が聞き取れるようになるには口語英語を聞き慣れるしか方法がないからです。
留学に行っても英語が聞き取れるようになってくるのはだいたい3ヶ月目からなので、リスニングはリーディング練習と併用してなるべく長い期間英語に触れることで段々と英語が聞こえるようになってきます。
初心者であれば、過去問を聞いてわからないところや聞き取れない場所をとことん聞き込み、口に出して練習すること。
少し英語に慣れている方は、英語ニュースなどラジオなどで生の英語に触れることでより耳が英語に慣れ、知っている単語を確実に聞き取れるようになります。
TOEIC公式サイトでみんなの学習法が紹介されていた一部を紹介いたします。
みんなの学習法でもわかる通り、リスニングのレベルアップには反復練習が必須です。
明日から急に聞き取れるなるような練習法はありませんので、地道にやっていきましょう!
そして試験の2~3週間前にはリスニングセクションの音声をしっかり聞き込んでおくことも重要です。
3.TOEIC勉強におすすめの参考書3選
値段:2,000円
問題数が多く、TOEICの問題に慣れていない方には特に向いている問題集です。
初心者から900点台まで狙える程の問題なので、幅広いレベルの方が使えます!
そして一番助かったのは、品詞問題・動詞問題のように、文法種ごとにセクションが分かれているので、文法問題の種類によって解き方を理解しやすいと感じました。
値段:2,800円
実践問題の練習に使った一冊です。
最初のレベルチェックと受験日2週間前からの実践問題を解くのに最適な一冊です。
解説もしっかりついており、冊子が大きく実際の試験同様の感覚で問題を解けるのでとても良い勉強になります!
値段:979円
TOEICに出るフレーズと一緒に単語学習ができる教材です。
手に収まるサイズ感なので、通勤通学時にかなり重宝しました!
TOEIC特有のフレーズも多く、一つ一つの単語にしっかり説明があるのが嬉しいポイントです。
4.TOEIC勉強に関するよくある6つの質問
質問1.TOEICが初めてでも700点台は狙えますか?
もちろん狙ることはできます。
基礎的な英語力とTOEICの問題を時間内に解くことができれば、始めTOEICでも高得点は狙えます。
ただし初めての受験であれば、事前に実践問題をしっかりといておくとよいです!
特にリスニングは英語が効き慣れていないと難しいと感じます。しっかり準備をして毎日英語に触れる時間を作ってみてください。
本番さながらの時間内ですべての問題を解く練習をして、TOEIC問題に慣れておくと始めてでも700点は狙えます。
質問2.コーチングなどを受けずに独学でも高得点は可能ですか?
もちろん可能です。
私自身がまだ760点までしかとったことがありませんが、満点の990点を独学で何度も取得している方もいます。
短期間で確実に高得点を狙いたい方はコーチングなどのスクールを選択肢に入れてもよいですが、独学でも努力次第で高得点は取れます。
質問3.最短で高得点を取る方法を教えてほしい
どのくらいの短期間かにもよりますが、自分の弱点・克服する部分がわかっている方は独学で勉強時間を少しずつ増やしていきましょう。
独学でどうしても難しいという方は「TOEICコーチング」のスクールを活用することも視野に入れると良いです。
時間があっても逆に怠けてしまう方もいますので、期間が決められているようであれば尚頑張れると思います。
質問4.初心者ですが、勉強で始めにやることで最重要項目を教えてください
英語初心者の方は、まず単語力を強化してください。
知っている単語が増えるだけで、問題の意図が読み取れるようになります。
基礎的な単語がわかる方はTOEICの問題をたくさん解き、問題に慣れるとともに単語力強化も図れます。
基礎的な単語強化をし、多くの問題を解く練習をすることが近道だと私は思っています。
質問5.初めてのTOEICは何点を目指すべきですか?
始めてのTOEICであれば500点~600点を目指してみてください。
600点以上あれば履歴書に記載できるレベルですので、一つの目安として600点は目標に持つと良いです。
質問6.TOEICの勉強になると継続力がなくなります
英語の勉強派毎日やることに意味があります。
まず習慣化することを目的に、「スキマ時間」に英語勉強を取り入れましょう!
会社帰りや学校帰りに家で勉強と決めていると最初は難しいと思います。
毎日自然にやってくる通勤時間や通学時間、お昼休憩など空いた時間に英語勉強を取り入れてみましょう。
草することで英語勉強を毎日やる癖がつきます。そうなったら家でも時間を作るようにして勉強時間を増やしていくと高確率で習慣化できるようになります!
5.TOEIC勉強法まとめ
TOEICにはTOEIC特有の問題が多くあります。
まとめ
- 自分の弱点を知る
- 苦手は永遠じゃないことを知る
- 選んだ教材をとことんやりこむ
- 実際の制限時間を気にしながら問題を解く
- リスニング強化はとにかく毎日英語を聞く
- 勉強が習慣化できない場合は「スキマ時間」を活用
短期間でも勉強のやり方を間違えなければ、しっかりスコアアップが目指せます。
是非あきらめずに自分の勉強方法を見つけてみてください。
この記事が少しでも皆さんの勉強の参考になれば嬉しいです!
ーENDー