元外資系勤務、現在は派遣で働きながら留学や旅行の経験をブログに書いています
ワーホリ経験国→オーストラリア・ニュージーランド
- 1年間は難しいから半年だけワーホリに参加したい
- 半年間のワーホリで何が得られるか知りたい
- 半年の間に海外での就業は可能?
社会人の方、就職を控えている大学生、期間が限られているけど海外で就業したり、海外生活をしてみたい。
そんな方に向けた記事です。
国によりさまざまですが、ワーホリは最長3年間、働いたり、語学学校に行ったり、旅行したりと自由に海外滞在ができる制度です。
『半年間しか滞在できないけど、ワーホリに行きたい』という方に、諦めてほしくない。
半年間のワーホリでも十分満足のいくワーホリ生活が送れるので、ぜひ夢を諦めないでもらいたいと思い、この記事を書くことを決めました。
「半年間でできること」や「半年間だからこそ必要な準備」もあるので順番に紹介していきます。
1.半年間のワーホリは可能です。半年でも得られるものは多い。
半年間のワーホリは可能か?
半年間だけのワーホリは可能です。
国により異なりますが、ワーキングホリデーは短くて最長1年間海外での滞在が可能です。
一国ごとに人生1回しか取れないビザなので、半年で帰ってくるということは残りの半年を無駄にして帰ってくるということです。
もったいない!!!と思いますが、会社の休みや就職までの時間を利用してワーホリに行きたいと考えている方にはしょうがない話。
しかし、もったいないからと言って『行かないほうが良い』なんて絶対に思わないでください。
むしろ絶対に行ってください。
半年間でも海外で過ごして得られるものは大きいです、そして多い。
半年のワーホリ:3つのメリット
メリット1.期間が短いのでだらけない
どうしても海外に1年くらい生活していると、生活に慣れてくるのでいろいろなところで怠けがでてきます。
一方半年しか滞在できないと、やりたいこと、やらなければいけないことが山ほどあるので常に緊張感がでます。
良い意味で追い詰められるので、やりたかったことや目標の達成がしやすいです。
メリット2.1年以上の滞在より費用が抑えられる
1年海外に滞在するとなると、生活費だけでもかなりの額が必要になります。
ワーキングホリデー協定を組んでいる国のほとんどが、日本と比べて物価の高いところが多い。
半年なので費用が半分に下がるわけではありませんが、1年間の滞在よりは費用が抑えられます。
メリット3.短期間でも海外での就業経験がつめる
半年間であってもワーキングホリデーは、働くことの許されるビザなので現地でアルバイトをすることができます。
海外で就業体験ができるのは、今後の人生やキャリアにも良い体験になるので期間が短くても大きなメリットになります。
半年のワーホリ3つのデメリット
デメリット1.期間の問題で働く場所が限られる
どこで働くにも、お店側はなるべく長く働いてほしいです。
半年しか滞在しない人は働ける期間が短いので、長期で働ける人が優先に採用されることが多い。
その為なかなか働き手が見つからない人もいるので、職探しは結構ハードです。
デメリット2.かなりの努力をしないと劇的な英語力向上はない
ワーホリ中に語学学校に行く予定の方は別ですが、学校に行かない方で海外に行って勝手に英語が伸びると思っている方は、瞬時にその考えを捨ててください。
英語力向上をするには、継続して努力が必要です。
そしてワーホリ協定を結んでいる国へは、毎年たくさんの日本人が渡航します。
滞在している日本人が多いこともあり、英語が話せなくても結構生きていけます(結構というか、生きていけます)
学校に行かずに英語力を上げたいという方は、無料の英会話コミュニティーやイベントなどに参加していろんな方と積極的に英語で話す努力は必要です。
デメリット3.期間が短いわりに費用が割高になる可能性がある
メリットにも費用のことは書きましたが、半年間のワーホリ費用はデメリットにもなります。
なぜなら、1年の半分だからといって費用が半分に抑えられるわけではないからです。
生活費、食費は滞在しない分、半分になります。
でも、飛行機代はどうですか?『私は半年滞在だから半額。』とはなりませんよね、、笑
往復の航空券代は同じようにかかってきます。その他に保険やエージェントのサポート費用なども1年間の滞在と比べて劇的に安くなることはありません。
『半年だから1年の半分の費用でいいのか』と考えないようにしましょう。
2.期間ではなく、まずワーホリで何がしたいかを考えるべきです
期間の心配をするより、自分がワーホリで何をしたいかを明確に考えておくことを優先してください。
自分が思い描いているワーホリを送るには、しっかりとした計画が必要です。
期間が短いからこそやった方が良いことを紹介します。
ワーホリでの目標、目的はしっかり決めていく
目標や目的(ワーホリに来た理由、ワーホリでやりたいこと)が明確でないと、何もしてないのにただ滞在していただけ。で半年が終わってしまいます。
海外に行くとすべてが新しい環境になるので、毎日が目まぐるしく過ぎていきます。
あっという間に1ヶ月経っていた、、、ということが普通に起こります。
いつまでに何をするのかを決める
目的と目標が決まったら、「いつまでに」それをやるのかを決めましょう!
期間が限られているので、いつやるのかが明確でないと結局やりたいことができなかった、となりかねないので期間はなるべく決まるようにしましょう!
例えば、「アルバイト先は1ヶ月以内に見つける。」など。
一つ一つのやりたいことに期限をつけてみてください。そうすることで、現地での生活の計画が立てやすくなります。
仕事の求人サイトを見ておく
現地でアルバイトをする予定の方は、日本にいる間にどんな仕事があるのかを見ておきましょう。
現地ですぐに職探しを始められるように、CV(履歴書)日本語と英語版を準備しておくのも忘れずに!
ネットで求人を探す場合ですが、ネット検索で「国名(都市名) クラシファイド」や「国名(都市名) アルバイト」と調べると求人サイトが出てきます。
現地のローカル求人は、現地の掲示板、求人サイトや現地で出会った友達やシェアメイトから情報をもらった方が効率が良いです。
オーストラリアの求人サイトはこちら▼にまとめています。 こんにちは。元外資系企業勤務。 現在は派遣として働きながら、来年に再度留学を考えています。 留学経験先→オーストラリア、ニュージーランド オーストラリアでバイトがしたい! 具体的に探し方を教えてほしい ... 続きを見る
【オーストラリア留学でアルバイトの見つけ方】14個の求人サイトを紹介!
現地で「稼ぐ」ことは考えないほうが良い
「ワーホリ中にいくら稼ぎました!」という記事を見つけますが、「稼ぐ」が目的になってしまうと始めに設定していた目標や目的を見失ってしまうことがあります。
稼ぐことが目的の方はそれで良いんです。とことん稼いでください!!
しかし経験を積むため、今後のキャリアのためなど、他に目的がある方は「稼ぐ」ことに意識を取られないようにしましょう。
稼ぐなら日本でもできます。
ワーホリでしかできないことを意識して、一つ一つの選択をするように心がけてみてください。
3.「半年は短い」から計画性が大事です
日本でできることは全てやっておく
半年しかない!と思った時に、現地で無駄な時間を使っている時間はありませんよね。
日本でできる準備は全て日本でやっておきましょう。
- 滞在先の手配
- 英文履歴書の準備
- 面接の練習
- 現地の情報収集
- 旅行するなら、計画を立てておくとか
便利な世の中になったので、事前に日本でできることはたくさんあります。
自分のやりたいことの中から、準備できるものは日本で準備しておこう。
資金は充分用意が必要
現地で働かなくても、最低限生きていけるだけの金額は用意しておこう。
万が一アルバイトが見つからない場合や、やりたい仕事が見つかったけど『無給ならいいよ!』と言われることもあります。
はじめの研修中は時給が出ないところもあります。
そんな時、生活できるだけの金額があれば安心ですよね!
お金は大切、できるだけ多く用意しておくと現地でも焦らずいられます。
最低限の「基礎英会話力」はつけてから出発する
デメリットでも書きましたが、まったく英語力がなく現地の仕事に挑戦するのは無謀です。
もちろんオーストラリアやニュージーランドにはたくさんの日本食レストランもあるので、英語が喋れなくても雇ってくれるところはあります。
でも、なるべく英語環境に入りたいと考えているのであれば、基礎レベルの英語力は必要。
日本にいる間に、(テストの点数は0点でも良いですが)特にスピーキングを鍛えておいたほうが良いです。
4.ワーホリを終えた未来の話をします
半年後の自分をイメージできる人が勝つ
半年後、帰国した時の「自分がどうなっていたいか」のイメージはできていますか?
後悔の残るワーホリ生活にならないように、ワーホリ後の自分の姿をイメージしておくと、行って良かったと思えるワーホリが実現できると思います。
私はワーホリを一度挫折して、日本に帰ってきた経験があります。
目的、目標を一切立てずに出発した結果だと思います。
自慢できるようなスキルなんていらないですが、自分がこのように過ごしたいと思ったワーホリ生活ができように出発前からゴールのイメージをすることが大切です。
半年間で得た新しい感覚を日本の生活に必ず生かそう
日本に帰ってきたら、海外で得た知識、感覚、価値観を日本でも活かせるようになります。
海外に行くといろんなことを感じて、いろんな人に関わり、自分自身が大きく成長します。
日本にいるだけでは得られない、大きな視野も見えるようになります。
今まではこう思っていたけど、海外から帰ってきたら全く違う考えになっていたり。
日本にいると他人と違う考えや行動で自分が間違っているのか、という感覚になることが私はよくありました。しかしその感覚はあなたが成長した証拠です。
その新しい感性を帰国後の生活の中で生かしていくと、今後のキャリアや人間関係にも大きく良い影響を与えてくれます。
5.まとめ
断言して言えますが、半年間のワーホリでも十分に良い経験ができます。
1年滞在できないからといって絶対にワーホリを諦めてほしくないです。
まとめの注意点としては、現地で働きたくて英語環境に入りたいのであれば、日本にいる時から英会話の特訓は絶対に必要です!
英語が足りない方は、必ず生活できるだけの資金を作ってから出発をするようにしてください。
あとは、積極的に自分のやりたいこと、目的・目標としていることを全力で実行していくだけです!
ーEND-